街に出ると、「あれはタヌキ?」「クマ?」と勘違いされる…。
まあるい体系と黒茶色い毛並み、くりくり瞳の持ち主の正体は、世田谷区在住の子犬「たろ吉」(メス)でした。
飼い主さんの「タヌキ似のたろ吉@ポメラニアン(@kyabetubatake)」さんがTwitterにたろ吉ちゃんの写真をアップロードしたところ、SNSで一躍人気者になりました。
不思議な見た目のたろ吉ちゃんの正体、犬種はポメラニアンだそうです。 しかしよく見かける白色や淡いオレンジ色ではなく黒色に赤褐色が混ざった「ブラックタン」と呼ばれる毛色のせいか、丸みのあるフォルムのせいか、ポメラニアンどころか犬と認知されないことも多々あったそうです。
<たろちゃんの散歩をしていると見知らぬ方の「あれ、狸かなんかじゃないの」というヒソヒソ話が聞こえてくる。私は聞こえなかったふりをして平静を装っているが、心の中では怒りに震えているのである。今日は散歩中に3回も言われたので冷静になって確認してみた。>
<残念ながらこの犬は狸です。>
飼い主さんはそんなつぶやきを投稿し、18万件近い いいね が集まったのは2019年1月のことでした。以来人気が急上昇して、“インフルエンサー犬”となりました。
たろ吉ちゃんはいたってマイペースな性格のようです。
飼い主さんによると、たろ吉ちゃんは人が大好きで、たくさんの人が往来する場所に行くとしっぽを振り大喜びするのだそうです。
知名度が上がったことから、街ではたろ吉ちゃんを知る人からときどき声を掛けられたりも。
「以前は散歩中にたろ吉が脱走したときは、走って追いかけていたら偶然それを(SNSの)フォローワーさんが発見してくれて、走っていたろ吉を一緒に捕まえるのを手伝ってくれたこともありました」なんて出来事もあったそうです。
ツイッターではたろ吉ちゃんの写真がアップされるたび、
「テディーベアみたい」
「うれしそうなお顔だなあ」
「今日もかわいい」
「(おなかが)ポンポコリンで、やはりタヌキ説は濃厚」
「本当にご主人が大好きなんですね」
など、様々なコメントが寄せられるそうです。
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