病気で急に意識を失い、倒れてしまった男性。彼の命を救った命の恩人は、なんと!かつて自分が助けてあげた少女でした。
2019年10月22日のオンライン・メディアによると、11年前に、大学の学費を支援してあげた少女のおかげで、次は逆に自分が命拾いをしたという、信じられない出来事があったようです。
中国、四川省に「リン」という少女がいました。彼女は、幼い頃から苦しい生活を送っていたそうです。リンの両親は病気に苦しんでおり、リンは両親の世話だけでなく、幼い2人の妹の世話まで、一人でやらなければなりませんでした。
そんな厳しい環境の中でも、リンは熱心に学業に励みました。
自分が医者になって、稼いだお金で、家族を幸せにしたいという夢があったのです。
時は2008年、リンが高校を卒業した頃でした。
M7.0の四川大地震が起きました。この大きな被害をもたらした地震は、リンが住んでいた家、学校、生活のすべてを奪いました。
近隣の知り合いの家で、しばらく避難生活をさせてもらうことになったリンは、偶然、「ホア」という男性と知り合うようになりました。
貧しい農家で育ったホアは、リンのつらい状況に深く同情しました。絶望的になっていたリンを、ホアは見捨てることができず、助けることにしたのです。
「教育費を支援してあげるから、心配しないで!」
ホアの言葉に勇気づけられたリンは、ついに、これまで夢見てきた医科大学へ進学することになりました。
リンの入学の知らせを聞いたホアは、まるで自分のことのように喜びました。
そして、リンの学費と、妹2人の教育費を支援してあげたのです。
リンは病院に就職して、医師として充実した日々を送っていました。
そうした中、9月11日、ホアは仕事中、突然、「脳動脈瘤」を起こし、意識を失い倒れてしまいました。脳動脈瘤は、もし破裂すると、くも膜下出血をきたし、最悪の場合には、意識が低下し、命を落としてしまうこともある危険な病気です。
ホアは担架にのせられ、すぐに救急治療室に運ばれました。
ホアが自分の病院に搬送されるという情報を聞いたリンは、急いで処置の準備に入りました。
リンの迅速な対応のおかげで、ホアの容体は驚くほどの回復を見せ、他の脳動脈瘤患者のような、大きな手術をする必要がなかったそうです。
病院のベッドで目を開けたホアは、自分の命を救ってくれた「命の恩人」が、リンであったということに、驚きを隠せませんでした。
この奇跡のストーリーは、神様の仕業だったのでしょうか!?
とても感動的ですね!
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