diyと聞くと、一戸建て住宅で、十分な作業場がある限られた人だけの趣味という印象もありますが、賃貸でもdiyを楽しんでいる方は実は大勢いるのです。そしてその素材は100均ショップにもたくさん置いてあります。
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例えばリメイクシート、一言で言えばはがせる壁紙なのですが、応用範囲が広く、コストパフォーマンスも良いのでおすすめです。一番おすすめしたいのがキッチンのイメージチェンジです。キッチン収納と冷蔵庫をお揃いの柄にしたり、壁の一部分をワンポイントで違う柄にすると大きく印象が変わります。
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もう一つ利点があります。賃貸住宅を退去する時の大掃除、大変ですよね?小さなお子様や、ペットとお住いの方は特に心配ですね。リメイクシートを前もって貼っておけば元々の壁やキッチン収納は汚れません、退去する時は剥がすだけで元通りです。壁だけではありません。古びた家具もカラーボックスも、壊れていなければリメイクシートで生まれ変わります。特別な工具はいりません。カッターナイフと定規とハサミがあれば大丈夫です。なくても100均でシートと一緒に買えます。
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ワイヤーメッシュも応用範囲が広くて便利な、見せる収納アイテムとしておすすめです。壁にフックで吊るしたり、ワイヤーラックやスチール棚の側面に結束バンドで縛り付けたり、サイズも色々あるので、場所を選びません。取付けたワイヤーメッシュの好きな場所にバスケットやフックを取付けましょう。パソコンデスクの周りもおすすめです。USBハブを固定しておけば、片手で抜き差しできるようになり、デスクの上の邪魔なケーブルを減らすことが出来ます。
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キッチンなら調味料やスパイスラック、レードルなどの調理器具もキレイにディスプレイ出来ます。玄関周りにキーホルダー、傘も壁面収納すれば玄関周りが狭くなりません。突っ張り棒と組み合わせれば頭上の隙間をおしゃれに有効活用できます。カーテンやのれんを組み合わせれば隠す収納にもなります。特に収納がないトイレにおすすめです。
一つだけ気をつけていただきたいのは、重いものは不向きです。特にワイヤーメッシュの固定方法に気を配って下さい。
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水性塗料も御薦めしたいアイテムです。
100均の木製収納グッズ、便利そうだけどちょっと見た目がチープすぎると思って敬遠していませんか?
例えばリモコンなどを整理できる仕切りの付いた木製ラック、あれをリメイクシートで全面リメイクするのは入り組んでいて難易度が高すぎますが、水性塗料なら、匂いもきつくなく、乾燥も早いので、小物のリメイクに向いています。木の断面や、入り組んだ場所は濃い目に、広い面は木目が透けるように塗ると雰囲気が出ます。コツは水で薄めた塗料を何度も塗り重ねること、一度塗ったら乾くまで塗り重ねないことです。
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お好みで住宅用洗剤やアルコールスプレーを吹き付けて硬いブラシでこすってダメージ表現するのもアンティーク風になって素敵ですね。また、ビビッドな色を一面だけにワンポイントで塗るというのも、おしゃれで簡単なリメイク方法です。気をつけていただきたいのは、刷毛だけはホームセンターなどで、ちょっといいものをご用意下さい。毛が抜けてきれいに塗れないことがあります。
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タイルやタイルステッカーもおしゃれにリメイクできるアイテムです。アンティーク柄のタイルステッカーを水平方向に等間隔に貼るだけで普通の白い壁紙がおしゃれに大変身します。白やパステルカラーのキッズチェストもお子様が大きくなったら引き出しにワンポイントでタイルを貼ってあげれば、おしゃれにリメイクできます。どうしても落ちない汚れや傷はカッティングシートやリメイクシートで隠してしまうという手もあります。
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難易度は高くなりますが、ステッカーではない本物のタイルを貼ればさらに雰囲気アップします。タイルコースターなど、小物から挑戦してみて下さい。タイルを等間隔に並べる自信がない人も大丈夫です。メッシュの上に最初からタイルが並んでいる物を使えば、メッシュごとしっかりと接着して、タイルセメントで目地を入れればキレイにタイルが貼れます。以上、初心者向けを中心に100均で材料が揃う本格的な工具が不要なdiyを紹介しましたが、ここで紹介しきれないほど、他にもたくさんのdiyグッズが100均にはあります。みなさんも100均diyにチャレンジしてみませんか?