大量の手首が見つかる・・
ロシアはシベリアの凍結した川から切断された人間の手首が大量に発見され、大騒ぎになっています。
アムール川は地元の人たちがよく釣りを行っている場所だそうです。
発見された手首はその数、なんと54個!
なぜそんな場所から、なぜ大量の手首が!?そして一体誰の手首なのか!?
今回はその真相に迫っていきたいと思います。
27組、54個の手首
地元英字紙「ザ・サイベリアン・タイムズ」(電子版)によると、現場は中国との国境に近いハバロフスクを流れるアムール川の中州。
この場所は冬季には、人気のフィッシングスポットです。
手首は全部で27組、54個。53個がバッグに入った状態で、もう1個は別の場所で雪から手が出ているところを地元民によって発見されたようです。
これ事件!?事故!?臓器売買!?
こんな奇妙なものが見つかるなんて、事件の予感・・・。事実、あちらこちらでさまざまな臆測が流れています。
ひとつは、窃盗犯への処罰としてオノで切断されたというもの。また、「遺体が臓器売買などの非合法な目的で使用され、指紋から遺体の身元が発覚しないように切断した」という仮説もささやかれているというのです。
しかし、これはなんと不法投棄したものだったのです。え!?手首の不法投棄って何!?!?!?
捜査に乗り出したロシア当局の発表によれば、ハバロフスクにある法医学研究所が適切な手続きをとらずに投棄した可能性が高いそうなのです。
「生体物質(手)は犯罪によるものではない。だが、法が定めた手続きには違反している」と当局筋は話しています。
手首の身元は・・・?
手の発見現場付近からは、医療用の包帯や病院用の靴なども発見されています。
ロシアでは遺体が処分された後、指紋情報を保管するために手を切断するという話がありますが・・。
だが、こうした説明にも関わらず、捜査当局によって指紋が採取されたものは27組の手のうちの1組だけだったのです。
もちろん手の本来の持ち主の身元はほとんど分かっていません。
指紋保管のために手首を切ったり、不法投棄したり・・・そもそも必要なことなのでしょうか?