人間の欲には終わりが見せません…
野生のゾウが凄惨な死を迎えたと海外のニュースが報道しました。
【注意】この先の内容にはショッキングな画像が含まれています。
ニューヨークポスト(NEWYORK POST)では、顔と鼻が切り離されてた状態で亡くなったゾウの写真を公開しました。
その衝撃的な写真には「切断(Disconnection)」と名付けられていました。
この写真は、南アフリカ共和国のケープタウン出身の写真記者ジャスティン・サリバン氏(Justin Sullivan)が撮影したものだといいます。
撮影当時、彼は、ボツワナ共和国の北部の草原で、顔と鼻が完全に切り離され、草原に横たわっているゾウを目撃したといいます。
「ボツワナ北部、象牙目当てのアフリカゾウの密猟を空撮。密猟者は近くにあるキャンプからたった20分という場所で、ゾウの牙と鼻をチェーンソーを使って切り落とした。密猟は急激に増加しており、ボツワナ北部では2014年から2018年の間だけで死骸数が593%も増加している」
そのゾウの姿は凄惨そのものだったといいます。地面には、ゾウの切り離された鼻が落ちていました。
また、象牙は完全に切り取られていた状態だったといいます。どうやら、チェーンソーを使用した痕跡も見られたと証言していますが、誰がこんな残虐な行為を行ったのかは定かになっていません。
ジャスティン・サリバン氏は以下のように語ります。
「ゾウの遺〇を目の当たりにしたとき、人生で最大とも言えるくらいの大きな衝撃を受けた」とし、「この写真が生態系の危機を解決することができるきっかけになってほしい…」と訴えました。
なおサリバン氏の力強いメッセージが込められたこの写真は、若い写真家の支援・育成のために開催される「アンドレイ・ステニン記念フォトジャーナリズム国際コンクール(Andrei Stenin International Press Photo Contest)」の「マイ・プラネット(My Planet)」部門で2019年のファイナリストに選ばれたそう。point 244 | 1
ゾウの命が心ない人間によって奪われました。
それも顔を切り取られるというあまりにも無残な手段によって…。この写真に写るゾウの命を奪ったのは密猟者、目的はもちろん象牙だといえるでしょう。
顔を切り取ったのは象牙を根本から取るためだったとも考えられます。
象牙はワシントン条約により取引は禁止されていますが、現在でも密猟は盛んに行われているのが現状です。
1930~1940年代にはアフリカ大陸に500万頭ほどいたアフリカゾウが現在は47万2000~69万程度まで減少していると考えられており、象牙はそのまま飾られたり仏像や小物、印鑑などに姿をかえるといいます。
日本人にとっても身近な存在の象牙。
遠くアフリカの地でころされた1頭の象の話だが決して他人ごとで済ませては行けない問題であり、知らなかったでは済まされない問題です。
この悲しい報道を受け、ネット上からは以下のようなコメントが寄せられています。
「本当に悲しい姿・・・こんなことあってはならない」
「ゾウも人間のように頑張って生きている。痛かっただろうな」
「どれだけ痛い思いをしただろうか。アフリカ地域では頻繁にあるとはいえ、怖すぎる」
「人間に生まれたことが熟恥ずかしいわ。その内人間を狩るような生き物を人間自らが作り出すんだろうな、遺伝子改変で。」
「金目当ての為の犯〇者のせいで象にストレスを与え続けた結果なのかね 悲し世の中だ」
アフリカでは象牙が目的で密猟する人たちは絶えないといいます。とはいえ、やはり人間が行った残虐な許せない行為ですよね。
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