とある有名企業の取締役が、社員に対して風俗店の利用を推奨し、利用後に内容を報告させていたことが「週刊文春」の取材でわかり、波紋を呼んでいます。その企業、そして社長について詳しく見ていきましょう。
この疑惑が報道された企業は、東証一部上場の大手住宅メーカー・タマホームです。「週刊文春」の入手したLINEや証言によれば、玉木伸弥社長も風俗店利用推奨に関与していた疑いがあります。
タマホームを巡っては、これまで事実上の“ワクチン禁止令”が出されたり、携帯の5Gがコロナを引き寄せるからと同機能オフを社員に推奨したり、といったコロナに関する不可解な状況が報道されていました。
証拠となるグループLINE、その内容は…
今回の件に関して、タマホーム幹部の妻から詳細な証言と物証が得られたといいます。夫の様子に不審を抱いて携帯をチェックすると、こんなグループLINEが出て来たといいます。
このLINEのグループ名は〈自己啓発セミナー#GoToデリバリー〉。参加者は常に入れ替わりがありますが、大体30人前後とみられ、全員が支店長やエリア長などの役職者です。
同グループを運営しているのは取締役の加賀山健次氏。例えば今年3月中旬、東京の緊急事態宣言が明ける直前に、加賀山氏はこう投稿しています。
お疲れ様です!(略)今回、玉木社長よりコロナ対策制限の緩和により一年ぶりのリフレッシュへとデリバリー店のご紹介を頂きました!(略)ご確認、ご予約をお願い致します!
因みに、おすすめオプションは5000円の電マとの事です笑笑
このグループLINEで「社長のご紹介」とされ、店のURLまで投稿されているのは、東京を中心に派遣型風俗店(デリバリーヘルス)などの業態で多店舗を展開するグループTです。
予約・利用内容をLINEで報告
加賀山氏は投稿で、社員らに予約内容または利用内容を詳しく報告するよう求めています。それに応えて、社員らはLINE上でこんな投稿をしています。
「100人近い役職者らの中から勝手にLINEグループに招待を受けるそうです。場合によっては加賀山氏らから『グループに入れ』と電話が来ることもある。断れるわけがありません。支払いはもちろん自腹。風俗になど行きたくない者にとっては地獄です」(タマホーム社員)
「社長の関与の証拠を残さないよう、グループLINEに玉木社長自身は入っていない」(同前)
しかし、仕切り役の加賀山氏は再三「社長のご紹介」「社長のご許可」と強調しています。
最近、何かと疑惑の浮上しているタマホーム。もうこれ以上企業イメージを下げるような報道が出ないといいのですが…。