コーンスターチとは?
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コーンスターチはときどきレシピなどに出てくることがありますが、特にお菓子作りのレシピに登場することが多いです。この記事を読んでいるあなたも気になっているのではないでしょうか?そこで今回は、コーンスターチの役割や片栗粉との違い、代用品などをご紹介しますね。まずは原料から。コーンスターチは、トウモロコシを原料とするでん粉です。白く無臭で、サラサラとした粉末状で使われます。粒子の細かい粉で、触ってみるとキュッキュッとした指にまとわりつくような感覚があります。point 293 | 1
小麦粉とは違うの?
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揚げ衣、焼き菓子を作るときに使います。コーンスターチは小麦粉と違い、水を混ぜてもグルテンを形成しないので、小麦粉の一部をコーンスターチに置き換えると、サクッと軽い食感に仕上げることができます。またコーンスターチを使うことで、とろみを加える効果があります。例えば、カスタードクリームのとろみ付けに使用されているのですよ。コーンスターチはでんぷんのみでできているので、滑らかなクリームに仕上がります。
コーンスターチは片栗粉と違うの?
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見た目がそっくりな片栗粉ですが、明確な違いがあるのでここで押さえておきましょう。まずは、使い分けが必要な場合があります。違いを知っておくと料理の失敗もなくなるので、しっかり確認しておきましょう。コーンスターチと同じく、片栗粉もでんぷん粉ですが、片栗粉はじゃがいもを原料としています。見た目にはほとんど違いがなく、どちらもとろみをつけるのに用いられます。とても似ているコーンスターチと片栗粉ですが、この2つには、風味ととろみの性質に大きな違いがあります。コーンスターチはとうもろこし、片栗粉はじゃがいもからできているため、風味に違いがあるのです。とはいえ少量を使用する場合には、代用しても失敗することは少ないようですよ。point 393 | 1
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また、片栗粉は温度が下がると粘度が低下してしまうため、あんかけやかきたま汁のような温かいまま食べる料理に適しています。一方、コーンスターチは、片栗粉と比べると粘度は低いですが、温度が低くなってもとろみが持続します。そのため、食べるときに冷たくするようなカスタードクリームなどの製菓に多く使用されるのです。とろみの色にも違いがあります。片栗粉は無色ですが、コーンスターチは不透明です。コーンスターチで片栗粉の代用をする場合は、仕上がりの違いに注意してくださいね。point 300 | 1
コーンスターチの代用
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コーンスターチが必要なのにいざ作ろうと思ったらない!!という方に覚えてもらいたいポイント!代用できるものがありますのでご紹介いたします。まずは片栗粉です。少量を使うとき、とろみを付けるときなどには、片栗粉で代用できます。ただ、片栗粉のほうが粘度が高いため、代用する場合はレシピに記載されている分量より少なめにして加えるのがおすすめです。仕上がりを確認しながら加えていきましょう。また、パン作りにコーンスターチが必要な場合にも片栗粉で代用が可能です。パン生地にチョコレートなどのクリームが折り込まれている場合、折り込み用シートにはコーンスターチが使われています。このクリームに使用されるコーンスターチは片栗粉で代用できます。コーンスターチとの性質の違いは先ほど紹介しましたが、その性質により代用に向かない場合もあるので注意が必要です。例えば、カスタードクリームを作るときに片栗粉で代用すると、口当たりが悪くなったり、冷たくなるととろみがなくなってしまうので、避けたほうがいいでしょう。point 522 | 1
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続いて、米粉でも代用できちゃいます。ベイクドチーズケーキを作る際、つなぎとして代用する場合に効果的なのが、米粉です。つなぎにするといっても、片栗粉を使用すると粘りが強くなりすぎてしまうので、サラッとしたつなぎができる米粉がちょうどいい働きをしてくれます。米粉がないのであれば小麦粉でも。サクッとした食感を出したいクッキー作りにもおすすめです。
まとめ
今回はコーンスターチについて代用できるものなどまとめてみましたが、いかがでしたか?自宅になくても代用できるものがありますし、片栗粉とはまた違いがあることもよくわかりましたね!参考にしてみてください。