インターネットの動画投稿サイトを通じて著名人を脅した疑いがあるとして、警視庁がNHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員(51歳)に対し、任意の事情聴取を要請したことが捜査関係者への取材でわかりました。ガーシー氏は7月の参院選で当選後、海外に滞在して国会欠席を続けています。
捜査関係者によると、ガーシー氏と交流があった複数の著名人が、動画投稿サイトで脅されたり、批判を受けたりしたとして、名誉 毀損 容疑の告訴状を警視庁に提出し、受理されています。
警視庁はガーシー氏が投稿した動画内容の精査や関係者の事情聴取などを進めており、事実関係を確認するため本人からの聴取が不可欠と判断した。24日に弁護士を通じて任意聴取への協力を求めたそうです。
ガーシー氏は、芸能人らの裏話を投稿する「暴露系ユーチューバー」として、今年7月の参院比例選に立候補し、選挙期間中もアラブ首長国連邦(UAE)のドバイから選挙活動を展開して初当選しました。その後も過去の投稿動画を巡って「不当に逮捕される恐れがある」などと主張し、一度も国会に登院していませんでした。
参院議院運営委員会は今月10日、登院しない理由を文書で説明するようNHK党に要求しますが、ガーシー氏は「来年帰国して通常国会に出席することを考えているが時期は未定」などと文書で回答したが、同党の立花党首は23日の記者会見で「電話で無理に帰ってこなくていいよと。戻ってくることはないと考えている」と述べました。
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