ブレーキとアクセルを踏み間違えなどにより、交差点やコンビニなどに突っ込む事故が目立っている昨今。社会全体で、誤操作による事故の防止に取り組み始めているそうなのですが、そんな事故を防止する装置が開発されたとして、話題になっています。
事故防止のための装置を開発したのは、世界品質の製品作りを目指す愛知県の企業「奥野工業株式会社」です。
『わとまる』と名前が付けられた事故防止装置は、車止めにローラーを組み込んだ構造になっていて、自動車の荷重がかかった時だけローラーのロックが外れる仕組みで、タイヤを空回りさせることで急発進や乗り越え事故を防ぐのです。
また「わとまる」は、公共施設や店舗、工場などの駐車場における安全確保ができるとのことです。
最近では高齢ドライバーによる複数の車両を巻き込む死亡事故や、店舗に突っ込むなどの事故が多発していることもあり、アクセルとブレーキの踏み間違えの対策が考えられてきました。また、この事故防止装置が開発されたことを知った人からは賛否両論の声が寄せられており、「踏み間違える人が、ちゃんとこの装置の上にタイヤを止められるはずがない」「もっと速度が上がった場合は?」と不安視する声も聞こえてきますが、「もっと広まるべき」「近くの店舗でも導入してほしい」といった期待の声も高まっているとのことです。
こちらが実際、どのように「わとまる」が動作しているのかを検証した映像です。
確かに、装置の上でタイヤが回り続け、車がその場から動かないことが確認できますし、これならアクセルとブレーキを踏み間違えて急発進することもなさそうですね。なんという画期的な商品なのでしょうか!
もちろん本来であれば、運転する人が事故に気を付けるべきであり、この操作に頼らずに事故を減らしていくことが理想ではあります。しかし、事故はいつどこでどんな状況で起きるか分からないものですよね。こういった装置の普及により、事故を未然に防げるのであれば素晴らしい商品の開発だったといえるでしょう。