歯科医師の言葉を信じて、娘を任せたお母さん。
2017年7月、福岡県内のある小児歯科医院で虫歯を治療した当時2歳の女の子が低酸素脳症に陥り、その2日後になくなったことが関係者への取材で分かりました。
なくなったのは当時2歳だった山口叶愛(のあ)ちゃんです。
2017年7月、叶愛ちゃんは福岡県内の小児歯科医院で局所麻酔を使って虫歯の治療を受けた後、唇が紫色になった上、目の焦点が合わない状態となってしまいました。
そんな異変を訴える両親に対して、男性院長は「よくあることだ」と説明していたそうです。
叶愛ちゃんはその後に大学病院に救急搬送されました。
しかし、低酸素脳症に陥って、2日後になくなったことが分かりました。
該当事故に関して、小児歯科医院の院長によると、「必要な措置は取ったと考えている」と話していました。
実は、叶愛(のあ)ちゃんは14本の虫歯を治療したと言われています。
そのために、16本ある歯のうちの14本も虫歯になっていたのは、虫歯の原因になった親の管理責任があるのではないかと話題になっていました。
むし歯の原因としては「歯の質」、「糖質(砂糖など)」、そして「細菌(ミュータンス菌)」の3つの要素があります。
この3つの要素が重なり、時間の経過に連れて虫歯が生じるのです。
定期的に歯磨きをしているとしても、おやつやジューズをよく食べたり、飲んだりする習慣があったら、細菌(ミュータンス菌)が増えて、虫歯になる可能性が高くなると言います。
業務上過失致〇の疑いのは「元院長」ということで、該当歯科医院は現在、違う方が医院長を務めていることが分かりました。
だが、営業は現在でも続いているそうです。
今回の事件の発端となったのは虫歯です。
虫歯ができてしまったら、早めに治療してあげてほしいです。
そして、今回のような事件は、必ずしも二度と起きないようにしてもらいたいです。
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