コロンと丸くて可愛い蕪は、寒い冬に最盛期を迎える野菜です。通年で手に入るようになりましたが、やはり冬に出回るものはより一層美味しさを感じられるものです。またの名をすずなとも呼ばれていて、春の七草としても知られる昔から馴染み深い野菜で、いろんな食べ方をされてきています。根の丸い部分は淡色野菜で、葉は緑黄色野菜と丸ごと食べられるのも魅力です。いろんな料理に使ってたくさん食べて、寒い冬も元気に過ごしましょう。
どんな食べ方をしようか迷うほどです
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瑞々しい蕪をもらったり購入したりして手に入れたら、さてどうやって食べようかと大いに悩むことでしょう。
やはり寒い時期に出回る野菜なので、温かな料理から作ってみましょう。
とろとろに煮込んだところにひき肉をたっぷり入れれば、しっかりと食べた満足感も出ます。だし汁の中に食べやすく切った物とひき肉も一緒に入れて、しょうゆと砂糖で味付けます。最後に水溶き片栗粉を入れてとろみをつければ出来上がりです。えのきやシメジなどのきのこを入れても美味しいです。
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煮物系も味わい深いのですが、シンプルに出汁だけで作るのも本当にさっぱりとした清涼感のある味わいになります。しっかりおかずになる煮物にするなら、豚肉や鶏肉を一口大ぐらいに食べやすく切ったものを一緒に煮付けて下さい。
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しょうゆでも味噌でも美味しいおかずになってくれます。厚揚げやがんもどき、油揚げなどと煮ても優しい味わいに仕上がります。
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汁物系にももちろん使えるのですが、シチューやクリーム煮もとても美味しいです。
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たくさん手に入ったのであれば、しっかりとミキサーにかけてポタージュにしてみてもとろけるような味わいを楽しめます。
ソーセージやベーコンと一緒に軽く火を入れてコンソメを入れて、軽く食べられるスープも手軽で美味しいので、
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いろいろと作りながら美味しさを楽しんで下さい。
シンプルに食べられるのも魅力
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蕪の食べ方は本当に数え切れないほどありますが、ふと思い出すのは千枚漬けではないでしょうか。市販のものも手軽に食べられて美味しいのですが、自分でも作ることができます。
漬け込む調味液を先に合わせておきましょう。酢と砂糖を鍋に入れて煮立たせて作ります。蕪を切る時の薄さはかなり好みに分かれますが、市販のようにするりと薄くしたければスライサー、程よく噛み応えも欲しいのであれば包丁で薄く切るとよいでしょう。
同じ調味液に漬けていても、厚さが違うと意外に食べたときの味の印象が変わるので食べ比べてみて下さい。切った蕪に塩をまぶして水分をしっかり出します。重石を載せたりしてきちんと水を出すのがポイントです。水分を絞った蕪はチャックつき袋などに調味液と昆布を一緒に入れてきっちり空気を抜いて冷蔵庫で1日以上置いて感性です。唐辛子も好みですが入れておくのも味を引き締めてくれます。
新鮮なものでサラダにするのも美味しいです。薄切りにしてツナとマヨネーズで和えただけでもあっという間になくなる勢いで食べてしまいますし、
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大根サラダの感覚で千切りにしてかつお節をはらりとかけてポン酢でさっぱり食べたりする事もできます。
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葉っぱも一緒に調理できるならそのまま使って構いません。
漬物などを作る時に葉だけ余った時には細かく刻み、しょうゆやみりんで炒り煮してふりかけにします。
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良いご飯のお供になってくれます。
まとめ
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さあ蕪を食べようと思ってスーパーに出かけたら、他に何を合わせて食べようかと悩むぐらいいろんな料理に使えます。肉や魚と一緒に温かなメイン料理を作ってもいいですし、ホカホカと湯気の立つスープやシチュー、お澄ましに味噌汁と作り始めたら止まらないぐらいです。メインが既に決まっているなら煮物にしたりサラダを手早く作ってもいいでしょうし、漬物にしてゆっくり味わうこともできます。この時期ならではの新鮮な蕪で栄養補給もしながら冬を元気に過ごしましょう。