食べ物によって様々な栄養素があります。体に嬉しい栄養素を含むものから体にあまり良くない栄養素を含むものなどいろいろありますが、その中でも特に注目されている栄養素が食物繊維です。
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普通食べ物に含まれる栄養素というのは何らかの形で体内に吸収され、体の機能に作用します。しかしその反面、消費しきれなかった栄養は体内に蓄積され、老廃物としてたまっていってしまいます。食物繊維はどんなに摂取しても体内に吸収されることはありません。それでは摂取する意味がないではないかと思われがちなのですが、実は吸収されないからこそ必要なのです。体内にたまった老廃物を体外に排出するのはそう簡単なことではありません。しかし食物繊維を積極的に摂取することによって吸収されなかった食物繊維が体内の老廃物と一緒に体外に排出してくれるのです。果物や根菜類をはじめとする野菜類など様々な食材にある食物繊維ですが、その中でも特に含有量が多いとして有名なのがレンコンです。積極的に摂取するためにも様々なおいしい食べ方を紹介していきます。
・食感も楽しいサラダ
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シャキシャキとした食感が楽しい食材なので、サラダに入れると存在感を発揮します。他の生野菜のシャキシャキ感とは少し違いますし、サラダはカロリーが低いヘルシーな料理ですが噛むことで満腹感を得ることもできるのでダイエットにも効果的です。レンコンをはじめ様々な野菜を細かくカットし、ご飯に混ぜたライスサラダにすれば夏バテしやすい時期でも食べやすく、しっかりと栄養をとることができておすすめです。
・チャーハンのかさましに
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レンコンをダイス状にカットし、それを米に混ぜてチャーハンを作ればかさましになるだけではなくカロリーを抑えた料理に仕上げることができます。食欲に任せて噛まずに飲み込むというようなことも避けられるので一石二鳥です。シャキシャキとした食感が楽しく、レンコンそのものには癖がないのでチャーハンの味を邪魔することもありません。ごま油の風味をしっかり吸うのでカロリーが低くなるとは言ってもしっかりと満足感を与えてくれます。
・天ぷらやはさみ揚げ
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厚めにカットして衣をつけて揚げればそれだけでメイン料理にもなります。また魚介系などでタネをつくり、それをレンコンではさみ揚げにすることによって食べごたえのあるおかずができます。揚げ物はカロリーが高い料理の代表格ではありますが、カロリーの低いレンコンを使用し、更に食物繊維を摂取することができるので他の揚げ物に比べれば罪悪感を感じることなく食べることができるでしょう。
・煮物
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レンコンは大根などとは違い穴があいているので煮汁を吸いやすいという特徴があります。そのため煮物に向いており、筑前煮などにすると鶏肉やしいたけなどの出汁を吸ってしっかりと味のついた煮物になります。
・小鉢として
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きんぴらにしたり、酢の物にしたり、またひじきの煮物にあえたりなど、小鉢として用意される料理に活用することができます。その日のメニューを見てなんとなく品数が寂しいと感じたときや、野菜が少ないと感じたときには使い勝手のいいレンコンがおすすめです。
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食物繊維がたっぷり含まれている食材というのは筋が多いイメージがあるので、食べにくいのではないかと思われがちです。しかしレンコンは味があっさりとしていて食感も心地よいので子どもから大人まで人気の食材です。わざわざ生のものを買わなくてもスーパーでは水煮になっているものもあるので、それであればそのままカットしてサラダにして食べることができるので手間もかかりません。焼いても煮ても揚げてもおいしいので様々な調理法で料理することができますし、くせがないからこそ様々な食材に合わせることができるのでレシピのレパートリーも数多く存在します。