各地で梅雨明けとなり、いよいよ本格的な夏に突入し、猛暑が続く日本列島…
7月30日も全国約90カ所で猛暑日、770を超える地点で真夏日となりました。最高気温は、岐阜・多治見市で37.1度を観測したほか、東京都心では33.6度まで上がり、熱中症対策が必要となってきました。
世間は夏休みに突入し、外出することも多くなってくる時期でしょう。そして、夏休みシーズンになると、全国各地のイベントで会場をにぎわせているのは「ゆるキャラ」たちです。
連日35度以上が続く猛暑の中、着ぐるみ「中の人」は、過酷な環境に耐えなければなりません。
夏休みを楽しむ人たちを喜ばせるために、着ぐるみの「中の人」たちは、暑さに耐えながら頑張っているのです。
そんななか、大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で悲しい事故が起こってしまいました…..
7月28日、着ぐるみを着てダンスの練習をしていたアルバイトの男性(28)が意識不明となり、翌日の29日に搬送先の病院で死亡したと府警が発表しました。
男性の死因は熱中症だったことが明らかになっています。
同署によると、男性は着ぐるみ姿での客の出迎えやショーを担当していたといいます。
この日、男性は午後7時半から約20分間、屋外ステージで全身に妖精の着ぐるみを着け、8月からのショーの予行演習に参加していました。
終了後、男性は突然体調不良を訴えて意識を失い、そのまま搬送先の病院で死亡が確認されたといいます。
また、ひらかたパークの運営会社によると、男性は予行演習直前まで異常はなく、水分補給もしていたとのことですが、今夏の着ぐるみショーは中止し、その後も原因判明までは再開しないことを決定したといいます。
同署は勤務管理の状況などについて、関係者から事情を聴く方針を示しています。
このニュースにネット上からは、、、
「亡くなったとは・・・ご冥福をお祈りします。」
「ひらパーやばくない?? 着ぐるみ着てて熱中症で死亡って… ブラック……」
「ひらパーの着ぐるみバイトさんが、ダンスの練習中に熱中症で亡くなったとか。痛ましい。」
「ひらパーで死亡やて。ここだけやなくて、全国、着ぐるみの中の人は気をつけないと。夢売る仕事で亡くなるとか悲しすぎるから。」
「ひらパーもUSJも同じだろうけど、着ぐるみを着て過ごせるような暑さではないからな…(。-ω-)」
などといった様々な声が届いております。
日本気象協会によると、着ぐるみでは、温度よりも湿度が高くなることが影響しているといいます。
イベントでの「着ぐるみの中の人」の温度環境について調査したところ、当日の気温と着ぐるみ内の温度に大きく違いはなかったが、活動前と後では着ぐるみ内の湿度が急上昇していることが明らかになっています。
今回、着ぐるみで死亡するという痛ましい事故が起こってしまい残念でなりませんが、暑さ対策のためにどうにかしないといけないですね。
今後しばらくは、熱中症には厳重な警戒が必要ですね。