10日、タレントのダレノガレ明美さんが自身のツイッターを更新。その投稿内容は「イノシシを殺さないでほしいな」といったものでしたが、このツイートが物議を醸しているようで….
。一部のユーザーなどからこのツイートに対して異論が出ている状況となっています。
ダレノガレさんはこの日、テレビで報じられたイノシシのニュースの写真とともに《イノシシの居場所をとってしまってるのは 人間だよね。悲しいね。食べるものがないから街に行くしかないのよね。イノシシだって人間の住む街に行きたいわけじゃないはず。だから、危ないけれどもイノシシを殺さないでほしいな。》とコメント。イノシシの居場所を奪っているのは人間であると主張し、さらに市街地にでるのは食べ物がないからと訴えています。point 310 | 1
一見、このツイートからは動物愛護の精神に満ち溢れた発言のように思われますが、イノシシの怖さを知る人からすれば、黙っていられない主張だったようです….point 137 |
.point 1 | 。ツイッターでは「農家にとっては死活問題なんだよね」「根本的な勘違いを流布しないでください」「他人事な感じの発言ですね」などの反論が相次いでしまっています。point 79 | 1
熊本県在住の猟師の話によると…「畑が荒らされてるのはイノシシが増えすぎてるからです。もし食料が無いとしても、異常気象のせいですね。あとは猟師が減っていることもあり、イノシシは増えてますよ」とコメント。
環境省自然環境局の野生生物課鳥獣保護管理室の担当者は「イノシシは雑食で木の実や農作物が好みです。春はたけのこ、夏は稲といった具合に人と同じようなものも食べます」とし、つまり人間の住む地域にある食べ物が好物だということです。
そもそもイノシシが人の住む地域に現れるのは最近の話ではなく、農作物に関わる被害は日本では農耕が始まって以降の問題。以前からイノシシが多かった地域では「しし垣」が設けられるなどし、一定数は人の住む地域にイノシシが出てしまう状況はあるのです。
今と昔で違う部分はイノシシの個体数は増えていて、被害も顕著になっている点。農水省の資料では平成29年度のイノシシの被害額は全国で47億8200万円とされています。個体数が多くなっている以上は減らさなければならないわけで、いち早く被害を減らすためにも、様々な対策がなされています。
ダレノガレさんが主張するようにイノシシを殺さないで欲しいと願う気持ちも理解できなくはないですが、やはり被害を減らすためにもエサを探して集落周辺に出没するイノシシを捕まえることが必要だと思われます。