人間にはそれぞれの視点が存在しており、自分が見えているものが、他者にも同じように見えているワケではありません。現在SNS上では、そういった部分を見て、ダイソーが展開している商品が話題となっているのでした。
注目を集めているのは「誰でも見やすい色分けラベル」という商品。
一見すると「あお」「あか」「きいろ」といった定番色になっている通常のラベルにしか見えませんが、商品名にもある「誰でも見やすい」というのが最大の特徴となっているようです。
色覚は、色を感じる「視細胞の種類」によって決まり、視細胞には赤色、緑色、青色があり、いずれかに異常があった場合、赤色と緑色、青色と黄色が同じように見えてしまう…といった事象が起こってしまうそうです。
こうした「先天色覚異常」の持ち主は日本人男性の20人に1人(5%)、日本人女性の500人に1人(0.2%)といるといわれており、決して少なすぎるわけではありません。
そこで、色の見え方が一般とは異なる人々にもしっかり伝わるよう、色使いに配慮したものが、いわゆる「カラーユニバーサルデザイン」や「カラーバリアフリー」というものになります。
こちらの商品パッケージにも「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット」「色覚の個人差を問わず、より多くの人に見分けやすい配色のシールです」と、その主旨がしっかりと明記されているのでした。
同商品の詳細を受け、ネット上では、
「ダイソー、流石だな」「講義でこのラベル使うようにしよう」「息子のために買おうと思います」といった絶賛の声が多く上がったのでした。
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