育児に疲れしまって、熟睡に陥ったお父さん。
目覚めた時には、目の前に顔が青ざめた赤ちゃんを見て、後悔をしても何もできずに涙を流すことさえできませんでした。
最近、イギリス日刊ミラーは、アメリカケンタッキー州出身の小児科心臓病専門のサム・ハンケ(Sam Hanke)が初めて子育てする時によくするミスに関して、インタビューした内容を公開しました。
サム・ハンケによると、毎年約3,500人に達する幼児が、睡眠に関する理由で短い人生を終えることになっていることがわかりました。
この中、特に初心者の両親がよくする一つのミスのために、赤ちゃんが天国へ旅立つ場合が最も多いことがわかりました。
サム・ハンケは、ほとんど親が赤ちゃんにとって、一番安全であると思うのは胸の中だと考えているが、実際には全くそうではないと指摘しています。
特に昼寝をよくしていると、赤ちゃんを胸の上に置いておく行為は、非常に危険であることを話しました。
なぜなら、子供が窒息してしまう確率が高いからです。
実際、2010年4月、サム・ハンケは生後4週間の息子であるチャーリー(Charlie)と一緒に、ソファで寝ていました。
サムは自分の胸の上で眠っているチャーリーが当然ぐっすり眠っているのかと思っていました。
しかし、彼が目を覚ました時、赤ちゃんは既に息が止まった状態でした。
サムは、そうして赤ちゃんが天国へ旅立った、心痛む事情を告白してくれました。
事件が起きた後、サムは世界中の親に、「乳幼児突然死症候群」(Sudden Infant Death Syndrome、SIDS)の危険性を知らせるために努力してきたことが分かりました。
乳児突然死症候群は、100%予防することができません。
しかし、米国小児科協会(AAP)によると、安全な睡眠環境を保ってあげれば、危険の可能性を大幅に削減することができると伝えました。
サムは、「生後1年間が過ぎるまで、赤ちゃんをソファで寝かせたり、胸に抱いて眠らせたりする行為は、できるかぎり避けてほしい」と呼びかけています。
このような行為は、赤ちゃんの乳児突然死症候群の可能性を最大、50%まで高めるそうです。
また、「親は赤ちゃんと同じ部屋を使いながら、子供の状態を頻繁に見ていてほしい」と説明しました。
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