90年代中頃のJPOP全盛期にデビューした川本真琴は、かわいい歌声とルックス、また楽曲の完成度の高さで非常に評価されているアーティストです。才能ある女性アーティストの誕生に、日本中が驚かされたのではないでしょうか。
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川本真琴さんは、幼少期からピアノを習い始め、短大音楽科に進み、そこでもピアノを専攻しています。またバンドなどにも参加しており、ボーカリストとして活躍していました。そして短大卒業後にプロとしての活動を開始しソニーからデビューに至っています。そんな川本真琴さんはデビュー以来様々な名曲を残しており、現在でも多くの方がカバーしたりしている現状があり、その評価は非常に高いと言えます。また多くの楽曲は普遍性と確かなクオリティー、また川本真琴節とも言える独特のメロディーや、歌詞が世界観を作っており、唯一無二の個性を放っており、どんな時代でも歌い継がれて行くのではないでしょうか。point 360 | 1
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そんな川本真琴さんの様々な名曲を振り返って見ましょう。川本真琴さんの名曲を語る上で欠かせない曲が、デビュー曲の「愛の才能」ではないでしょうか。プロデュースや作曲、アレンジをあの和製プリンスと呼ばれている岡村靖幸が担当しており、当時業界でも大きな注目を集めていました。実際にデビューするとその可愛らしいルックスや歌声、楽曲の完成度の高さから一気に人気に火がつき、JPOPでセンセーショナルなデビューを飾りました。「愛の才能」の楽曲自体は非常にダンサンブルな仕上がりになっており、岡村靖幸直伝の非常にファンキーなアレンジの楽曲になっています。歌詞もボーカルの絡みも非常にキレのある仕上がりで当時の多くのリスナーを驚かせたのではないでしょうか。point 390 | 1
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この楽曲は非常に評価されましたが、作曲やアレンジは岡村靖幸が仕上げていたので、岡村靖幸がプロデュースしたアーティストとして注目を集めている感じになっており、まだ川本真琴本人の評価は定まっていない感じだったと言えるでしょう。しかし楽曲自体は、岡村靖幸のエッセンスと川本真琴の個性が上手くブレンドされた非常に洗練されたものになっており、名曲と呼ぶのも大げさではないでしょう。
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そんなデビューでしたがセカンドシングル「DNA」では、ついに本人による作詞作曲の楽曲が登場して、川本真琴特有の独特なメロディーや歌詞が注目されるようになりました。セカンドシングル「DNA」のプロモーションビデオでは海外の路上による撮影で川本真琴のイメージである、ギターを持って歌う女性アーティストの印象は、このシングルのプロモーションビデオや、テレビへの露出が増えた事から定着していきました。「DNA」はいかにも川本真琴と言える仕上がりになっており、ポップで元気なイメージは多くの女性ファンも、可愛さから男性ファンも多く獲得したのではないでしょうか。point 346 | 1
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そして次に発売されたのがサードシングル「1/2」です。この楽曲は非常に大ヒットしており、国民的にも大きく認知されるようになった楽曲です。またシングルのジャケット写真はアラーキーこと荒木経惟が手がけており、そちらも非常に話題になりました。サードシングル「1/2」はアニメ「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」のオープニングテーマにもなっており、その印象が強い方も多いのではないでしょうか。歌詞に「1999年に世界が崩壊する」と予言したノストラダムスが登場しており、当時の時代背景を伺う事ができます。売り上げは80万枚以上になり、現在までの川本真琴の最大のヒット曲になっています。また現在でも多くのアーティストやアイドルがこの楽曲をカバーしており、まさに名曲中の名曲と言えるのではないでしょうか。point 413 | 1