沖縄県の石垣島にあるラーメン店が、日本人客の入店を拒否したとフェイスブックなどで明かし、波紋が広がっています。
このラーメン店では、外国人客だけを受け入れるというのですが、一体どういった事情があるのでしょうか。
沖縄県石垣市内にあるラーメン店の一つが1日から、観光客や地元客を含む日本人客の入店を制限していることが明らかになっています。
「日本人客はお断り」にした理由について店主は、日本人客のマナーの悪さを指摘しています。
1人で切り盛りする店主の男性(42)曰く、日本人観光客のマナーが年々悪化しているとして、食品を持ち込んだり長居したり、席を余分に取ったり….などの悪態を指摘。
店長は、「日本では『お客さまは神様』とされ、客自身もそう思っているが、そうなのか。金を払えばいいというのはおかしい」と話しており、「地元のお客様や毎年、来てくれるお客様には申し訳ありませんが協力お願いします」と訴えています。
また、制限は9月末までの3か月間の措置を予定しているとのことです。
この店は、フェイスブックで5月3日、夏の繁忙期には観光客が増えて、マナーの悪い人たちの入店で営業しづらくなるとして、日本人客の入店をお断りすると告知していたことも明らかになっています。
実際に7月に始め、フェイスブックでも事情を説明しています。
しかし、日本人団体客の中に注文しない人がいたり、納得いかず悪態をついたりする客は逆に増えていったといいます。
近畿地方から来た子連れの夫婦は「近くの駐車場に300円払って来た」とアルバイトに文句を言ったり、「おまえたちはどんな商売をしているんだ」と声を荒らげて出て行ったこともあったんだとか。
そんなことから、最後のアルバイトは接客を苦にして辞めたといい、店主は現在、1人勤務を続けているそうです。
店主は今後、日本人の客を会員制にすることも検討しているといい、「マナーが悪い日本人客が来なくなればストレスもなくなる。日本人客は会員制にすることも考えている」と話しています。
「日本人客お断り」が7月12日、沖縄の地元紙で報じられると、そのウェブ版ニュースのコメント欄やツイッターなどでは、聞いたことがないような内容に驚きの声が上がっています。
「時代とは逆行してると思うが自分の店ですので、好きにすれば良いと思う。やり方が気に入らないなら行かなけりゃいいんだから」
「オーナーのお気持ち、察します。お客様は神様的な考えはやめるべき。お金をもらう代わりに、サービスの提供をしているのだから、本当は対等な関係なのです。客側は、不満があるなら、利用しなければいい。また、お店側も客を選んでいいと思う。」
「横柄な客が増えたからな。神様じぁなく貧乏神になることもあるからね」
このように共感のコメントが寄せられている一方で、「言ってる意味がわからない」と疑問をぶつける意見もありました。