1970年代、「女囚さそり」「仁義なき戦い 広島死闘編」「修羅雪姫」などの映画に出演し、一躍人気女優となった梶芽衣子。黒髪ストレートのロングヘアと凜とした顔立ち、迫力ある眼差しが印象的で、海外にも熱烈なファンが多いことで知られています。
映画監督のクエンティン・タランティーノも梶芽衣子の大ファンで、「キル・ビル」のエンディングには「女囚さそり」の主題歌「怨み節」が使われています。また、マツコ・デラックスも梶芽衣子に影響を受けたという1人。女装仲間同士で「女囚さそり」ごっこに興じていたそうです。
写真:夜ごとの美女
梶芽衣子の活躍
写真:livedoor Blog
1947生まれの梶芽衣子は、現在では70歳を超えていますが、今もなお女優・歌手として活動中です。スレンダーなスタイルと黒髪のロングヘアを維持し、近年では映画「大奥」や、「相棒」などのテレビドラマに単発で出演しているほか、歌手としてもアルバムを発表しています。
写真:livedoor Blog
2015年には、マツコ・デラックスの番組「アウト・デラックス」に出演し、バラエティ番組への初登場を果たしました。通常、バラエティ番組には出ない梶芽衣子ですが、「マツコさんにお会いしたくて」と引き受けたそうです。番組では切れ味のよいトークを次々に披露しました。
梶芽衣子は現在でも独身?
写真:ORICON NEWS
梶芽衣子は現在も独身で、結婚したことはありません。かつては結婚を考えたこともあり、「女囚さそり」撮影中にはレコード会社のプロデューサーと目前まで縁談が進んでいました。結婚して女優を辞め、専業主婦になるつもりでしたが、「女囚さそり」が思わぬヒット。「あと1本」「あと1本」と頼まれて女優の仕事を続け、縁談は結局流れてしまいました。
その独身の理由は?
写真:徹子の部屋|テレビ朝日
2017年には、「徹子の部屋」に出演し、この当時の状況について梶芽衣子自身が語っています。自分には仕事と結婚の両立は無理だと考え、自分から相手に別れを切り出したとのこと。このとき相手の男性は、梶芽衣子に対して「一生仕事を続けろ」、そして「誰とも結婚するな」と言って別れを受け入れました。梶芽衣子はその言葉を守り、今も仕事を続け、独身を貫いているそうです。
現在の梶芽衣子は?
写真:asanogawa.exblog.jp
現在の梶芽衣子の仕事量は決して多くありませんが、女優としてのプロ精神は今も健在です。「アウト・デラックス」に出演した際、トークの良さから「バラエティでやっていける!」とマツコから言われ、実際にバラエティ番組への出演オファーがその後つぎつぎに舞い込んだそうです。しかし、自分の人生は俳優として全うしたいと、オファーの全てを断っています。自らの人生のモットー「こびない、めげない、くじけない」を守り、梶芽衣子は現在も女優であり続けています。