毎年大晦日に行われる紅白歌合戦。昨年放送された『第69回NHK紅白歌合戦』では、SMAPファンを涙させる出来事がありました。
平成最後の『紅白』となった今回のオープニング映像は「平成の『紅白』名場面振り返り」といったテーマで製作されており、様々な出演者のVTRを用いて平成の歌謡史を彩る名場面が散りばめられていたのですが、そのなかに『紅白』で「世界に一つだけの花」を歌うSMAPの姿も登場していました。これには多くのSMAPファンが、涙したといわれています。
最近、草彅剛と笑福亭鶴瓶の対談で示唆されたテレビ局のSMAPへの対応が話題になっているのですが、この一件は、新しい地図組が地上波キー局の番組から締め出しを食らっている状況が解消されつつある兆候なのではとの見方も流れたが、どうやらそれは希望的観測に過ぎないのかもしれないです。
というのも、「週刊文春WOMAN」(文藝春秋)2019年正月号に掲載された、草なぎ剛と笑福亭鶴瓶の対談でこんな会話が繰り広げられたからなのです。以下がその内容です。
鶴瓶:CMはええし、Abemaもええけどな、こっちにはいつ戻ってくるねん。俺らと一緒に出るのは?
草なぎ:いやあ、僕らからはなんとも。べーさんに窓口になっていただいて、べーさんの力でなんとか(笑)。
鶴瓶:窓口て(笑)。そんなもん、なんぼでもなるよ。なんぼでもなるけど、今はまだちょっとあかんみたいなこと言う奴がおるやんか。全然関係ないのにな。その分、今は道歩いてたら、声かけられるんやないの? 前より余計すごいやろ。
草なぎ:心配してくださってる人が結構多かったりしますね。「どう、大丈夫なの?」みたいな。
この笑福亭鶴瓶が語った<今はまだちょっとあかんみたいなこと言う奴がおるやんか。全然関係ないのにな>という発言は、どうやらテレビで新しい地図の3人を使いたいクリエイターがいたとしても、どこかでストップがかかる状況が実際に存在しているということを炙り出しているような感じがあります。
ジャニーズ事務所からの圧力がかかっているのでしょうか?もしくは、テレビ局側がジャニーズ事務所に忖度しているのかはわかりませんが、現在でも新しい地図組への干し上げは存在しているということにちがいないでしょう。また、芸能界の噂によると、ジャニーズ事務所が「元SMAP」という名称の使用禁止令をメディアに通達していたといいます。
また、こういった状況に対して本人たちからは若干「諦め」の色も見えます。
「週刊文春WOMAN」に掲載された稲垣吾郎と阿川佐和子の対談のなかで、地上波レギュラーが『ゴロウ・デラックス』(TBS系)だけになってしまっている状況に話がおよぶと、稲垣はこのように語りました。
<僕としては目の前の仕事をひとつひとつやってきてるだけなんですけど、その中で番組が終わっていくという現状は受け止めなきゃいけない。でも僕らはテレビで育ってきて、テレビに助けられた。さらにまた観たいなと思ってくださってる方も多いと思うので、今後出られるチャンスがあればという気持ちでしょうか。まあ、我々も大人だし、そんなに焦らずに、来た仕事をしっかりやればいいんじゃないかと>
この発言から読み取れるのは、地上波テレビへの感謝はあったとしても、もうすでにその先を見つめていることがうかがえますね。いずれにせよ、新しい地図の3人はネット戦略い成功したため、それぞれの才能を発揮しなが前進しています。
ですが、少なからずSMAPファンは3人の姿を地上波で見たいに違いないでしょう。