1993年にJリーグが開幕して以来、三浦知良は日本サッカー界を牽引し続けました。
「キング・カズ」という愛称が表すように圧倒的な存在感と素晴らしい成績を残しており、日本を代表するレジェンドサッカー選手の一人となっています。
サッカーに詳しくなくとも三浦知良だけは知っているという人が多いだけに、現在テレビCMなどでしか見る機会がない方にとっては今、三浦知良が何をしているのかわからない方もいらっしゃるようです。
今回はそういった方のために三浦知良のプロデビューからの経歴と現在の活動状況について紹介したいと思います。
三浦知良のJリーグデビューからの所属クラブ
写真:Naverまとめ
三浦知良は1986年に15才という若さで単身ブラジルへ渡り、ブラジルの名門・サントスでプロサッカー選手生活をスタートさせ、その後5チームを渡り歩きました。
写真:ミドルエッジ
1990年2月にサントスに4年ぶりに復帰するとレギュラーを獲得する活躍をしましたが、日本代表としてワールドカップ出場を目指すために7月には読売クラブへと移籍を果たします。
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その後、読売クラブはJリーグの開幕に合わせヴェルディ川崎へとチーム名を変えますが、三浦知良は日本人最高得点を挙げてチームをJリーグ初代チャンピオンへと導く活躍をしたのです。
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この年はドーハの悲劇によって予選最終戦で日本代表はワールドカップ出場を逃すことになりましたが、
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三浦知良はその失意が冷めやらぬ中、1994年にジェノアと1年の期限付契約を結びアジア人初となるセリエAへの移籍を決めたのです。
しかし、怪我もあって1得点に終わり1995年の第2ステージからヴェルディ川崎に復帰しました。
1996年こそ得点王に輝きますが、1997年からは怪我の影響もあり活躍できず、1998年にはチームの財政難もあって戦力外通告を受けたのです。
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また、日本代表ではワールドカップ直前に代表から外されるなど引退も考えられる中で、再び海を渡りクロアチア・ザグレブへ2年契約で移籍します。
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ただ、1年で戦力外となり1999年7月に京都パープルサンガへ移籍しましたが翌年には再び戦力外となり、
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2001年から4年間はヴィッセル神戸の主将として活躍しました。
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そして、2005年7月から現在も所属している横浜FCへと移籍を果たしたのです。
横浜FC入団以降の三浦知良の活躍状況
写真:ゲキサカ
ヴェルディ川崎に始まり、クロアチア・ザグレブ、京都パープルサンガ、ヴィッセル神戸と所属する先々のチームで戦力外通告を受けてきた三浦知良ですが、2005年からはJ2の横浜FCからのオファーを受け移籍を果たしました。
写真:NO FOOTY NO LIFE
初年度は16試合に出場し4得点を挙げたほか、
オーストラリアAリーグ初のゲストプレイヤーとして公式戦4試合のみ出場が認められる期限付移籍をしたシドニーFCでは2得点を挙げています。
2006年は39試合に出場し6得点を挙げチームを初のJ1昇格へと導く活躍をしました。
しかし、24試合の出場で3得点に終わった2007年に再びJ2へと降格することとなり、2008年・2009年とともに30試合の出場でわずか1得点しか挙げることができませんでした。
また、2010年は怪我の影響で10試合しか出場することができなかったものの3得点を挙げましたが、2011年は30試合に出場したものの得点を挙げることができず、自身が持つJリーグ連続得点記録が18年でストップさせてしまいました。point 243 | 1
写真:スポーツナビ
しかし、Fリーグのエスポラーダ北海道で1試合限定で公式戦に出場すると、
写真:Yahooブログ
2012年のフットサルワールドカップの日本代表に選ばれるなど衰えを感じさせない活躍を見せました。
その後は横浜FCでは出場試合数も減ってきてはいますが、2012年が1得点、2013年が2得点、2014年が無得点、2015年が3得点、2016年が2得点となっています。
そして、50才となった2017年のシーズンは3月に自身の持つJリーグ最年長得点記録を塗り替えた1得点で終えています。
まとめ
写真:Number Web – 文春オンライン
三浦知良は現在、J2の横浜FCに所属していることもあり地上波でのテレビ中継はもちろんなく、自身が持つJリーグ最年長得点記録を更新する得点でも挙げなければスポーツニュースでもほとんど取り上げられません。
そのため、サッカーファン以外の人にとってはテレビCMなどでしか見る機会がないことから、現在の三浦知良はどんな仕事をしているのかわからなかった方が多いのだと思います。
ただ、2017年シーズンでもしっかりと得点を決め、最年長得点記録も更新しています。
今後いつまで現役を続けることができるのかわかりませんが、今後もサッカー選手としての三浦知良の活躍に注目が集まります。