クレヨンしんちゃんは、子供向けの国民的アニメとして1992年から放送されています。そして、アニメの家族の温まる話は、映画ではより一層強くなっていることはご存知でしたか?
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クレヨンしんちゃんの映画は子供より大人向けの内容
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クレヨンしんちゃんは、子供向けの国民的アニメとして1992年から放送されています。アニメでたまにある家族の温まる話は、映画ではより一層強く表現されていることをご存知でしたか?クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲では、子供向けアニメの皮を被った大人号泣の映画として話題を呼びました。大人はどうして子供の頃の記憶を思い出し、懐かしんでいるんだろう?という子供の純粋な気持ちは、大人になってからはわかりません。子供の頃に父と母に連れて行ってもらった遊園地、日常的な家族との会話。小学校の頃の思い出などがとてもリアルに描かれており、子連れで映画を見に来た両親が、子供を置いてけぼりにして映画館で全体で嗚咽が走るほどでした。復興収入は15億円を記録。今もなお泣ける映画として人気のある映画です。
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他に「もガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」では、映画の中にしんのすけの父である野原ひろしの記憶を完全にコピーされた「ロボとーちゃん」が出てきます。機械だけれど、記憶はひろしのままです。ロボとーちゃんは家族のためにボロボロになりながらも助けます。自分を野原ひろしだと思っているからです。子供を持つ親が見れば涙を流す事必須であろう映画として、クレしん映画の中でも非常に高く評価されています
原作者の臼井儀人は事故で死亡した
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2009年、原作者である臼井儀人の事故死は世間でも話題になりました。趣味であった登山のため、単身で荒船山に登っていましたが、不慮の事故によって死亡が確認されました。行方不明から8日が経った日に、他の登山客によって臼井儀人さんは発見されましたが、120mの崖から誤って落ちてしまい、顔の判別が出来ないほど損傷をしていたと記述されています。デジタルカメラでは崖を覗き込むような写真を撮影している記録が残っており、自殺ではなく転落死とされています。臼井儀人さんの死後に、既に入稿されている話と、自宅で見つかった遺稿のお話しがまんがタウンで掲載されており、臼井儀人が手がけたクレヨンしんちゃんは2010年3月まで連載されていました。
臼井儀人死後も漫画の中で生き続ける新・クレヨンしんちゃんの連載
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クレヨンしんちゃんを愛してくれていた人たちのため、いつまでもクレヨンしんちゃんを待っている人のために、クレヨンしんちゃんに携わっていたスタッフさん達が「新・クレヨンしんちゃん」を、まんがタウンで連載しています。そこには以前と変わらぬテイストのしんちゃん達が、のほほんとしたギャグをしており、家族愛溢れる世界が広がっています。絵柄のタッチも臼井儀人さんの絵に近づけ、しんちゃんに登場するキャラクターたちならこう言うんだろうな~。というニュアンスがそのまま残っています。大衆アニメにまでなってしまった漫画の意思を、スタッフさんたちが一生懸命受け継ぎ、しんちゃんに命を吹き込んでいると考えると胸が熱くなりますね。
まとめ
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クレヨンしんちゃんの映画では、涙がコップ一杯分まで流れるくらい感動できる作品が多数あります。オトナ帝国、嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦。とくに最近のクレヨンしんちゃんの映画でロボとーちゃんとユメミーワールド大突撃は、子供を持った親の世代に向けた映画となっていますので、思い切り涙を流したいときなどは是非ともご鑑賞ください。