19日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、コメンテーターの張本勲氏が、
スキージャンプ女子高梨沙羅選手が山形で行われたスキージャンプ女子ワールドカップで2位に入り、
優勝できなかったことに対して、苦言を呈するシーンがあり、ネット上では物議を醸しているようです。
同番組では山形で行われたスキージャンプ女子ワールドカップについて大きく取り上げていました。
高梨選手は1月17日、山形市蔵王で今シーズン初めてノーマルヒルで行われたワールドカップに出場し、
1回目に92メートル50を飛んで2位につけました。
2回目は不利な追い風の条件で91メートル50と粘り、合計ポイント215.0で今シーズン初めて2位に入りました。
これを見た関口宏は、「もうちょっと延びたかったかな」とつぶやきました。
それでも最後の1人を残した時点で、高梨選手は暫定トップとなりましたが、
最後にオーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒ選手が95.5メートルを飛び、逆転優勝。
高梨選手は優勝を逃し、2位に入り、99回目の表彰台に立ったのでした。
この様子を見た張本勲氏は「物足りないなあ。俺、沙羅ちゃんが出ると、常に1番だと思っているから」とコメント。
ゲストの元ラグビー日本代表の大畑大介氏は、「2位で物足りないって言われるのも凄いですね」とツッコミを入れると、
張本勲氏は、「2位もビリも一緒だからスポーツは」と私見を述べていました。
それに対して、大畑氏は「いえいえ」と驚き、ジャンプ女子団体で日本が2位に入ったことを称賛したうえで、
「(高梨沙羅選手が)2位でダメっていわれるのもアレですよね、凄いです。凄い選手ですね」と笑いを誘っていました。
大畑選手も張本氏の発言に驚いていたように、視聴者からもこのやりとりには驚きの声が殺到!!
「高梨選手に失礼すぎる。世界の2位なら立派な成績」
「昨年日本一の福岡ソフトバンクホークスもシーズンは2位だし、張本氏も通算安打数はイチロー選手に次いで2位。もっと2位にリスペクトしてほしい」と反論が上がった一方で、
「高梨選手は勝ちまくっていた時期があるし、2位で不満なのも理解はできる」
「それだけ実績のある選手ということ」「2位じゃダメなんです」といったように、
張本氏に同調する意見も少なくなかったようで、賛否両論の声があがっています。
「2位もビリも一緒」という表現は一見厳しく、批判も多かったように思いますが、
高梨選手が優勝を重ねていた時期もあっただけに、「エール」と見た人もいたようです。
心優しく、情に深い一面を持つといわれる張本勲氏。
言葉の表現や、チョイスにもう少し気を付けてはもらいたいですが…
しかし、裏を返せば”愛のある表現”だと思うしかないでしょうね。