この春から始まった、新音楽番組『MUSIC BLOOD』(日本テレビ系)。俳優・田中圭と千葉雄大が司会の同番組。しかし、その構成が、2人のファンと出演アーティストからの困惑を招いているようだというのですが…。
田中と千葉が世間話に花を咲かせ、アーティストらが 別撮りで歌を歌うといった 何の変哲もないスタイルの同番組。これまで『マカロニえんぴつ』や『Novelbright』といった新進気鋭の若手バンドから、森山直太朗、『日向坂46』といった 実力派アーティストたちも含めて幅広く出演しているようです。
去る6月4日の放送では、『緑黄色社会』がメインゲストとして出演し、影響を受けたアーティストに大塚愛さんを挙げたのでした。すると、大塚は歌唱ゲストとして登場し、2組のコラボで『大好きだよ。』を披露したのでした。
しかし、放送後、大塚さんはこの番組構成に残念さを感じたようで…。放送後、彼女は自身のツイッターを相次いで更新し、感想やオフショットを公開。その中で、かつて役者として共演歴がある田中さんを「久しぶりに会えなかった田中圭くん」と記し、トークパートに参加できなかったことを悔やむような様子を見せたのでした。
今夜のMUSIC BLOOD
久しぶりに会えたリョクシャカの晴ちゃんと。
久しぶりに会えなかった田中圭くんと。金魚花火のビデオ以外にも圭くんとは
ご一緒させてもらっていて。知らない人の方が多いと思うので、
ここで懐かしのやつ。ADVERTISEMENT 私たちは兄弟役でした😂
AIO pic.twitter.com/WJ3uXF9jIf
— 大塚 愛 (@ai_otsuka99) June 4, 2021
MC は今やいなくてもさほど問題ない存在⁉ 音楽性とバラエティー性の両立の難しさ
実際に 大塚さんのファンらも久々の共演が幻に終わったことを 悔やんでいるようで、ツイッターなどには…
《今度はスタジオ呼んでください》
で、
こんな感じで
バイバイしてはや16年とか。
今思うことは、
雷おこし食べたことないなって。
AIO pic.twitter.com/Vbxeg63Tky
— 大塚 愛 (@ai_otsuka99) June 4, 2021
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《大塚愛×田中圭の再会シーンがないなんて信じられない MCの2人がゲストのパフォーマンス一切みれない番組なの改めて何故?》
などといったコメントなども見られるようでした。
しかし、そもそもこの番組の MCの存在感は、開始2カ月ほどから早くも失われているのだという。
「番組の〝看板〟は人気俳優2人のMCという点にあるため、当初、オープニングやエンディングでは、2人きりの掛け合いトークが用意されていました。しかし、徐々にこの時間は削られていき、今ではアーティストとのトークがメインに。今やいてもいなくてもさほど問題ない存在に堕ちぶれています」(TV誌ライター)
実際、ツイッターなどにも
《もしMC2人のOPトークが生きてたら…》
《圭くんと千葉くんの見どころトークも好きなんだよねー》
《やっぱりMCのファンなので、二人のトークもたくさん聞きたくて》
《二人の掛け合いもこの番組の見所だし、EDだけでも復活して欲しい》
等など 不評は続々と寄せられていたようでした…。しかし、こうした番組構成は 最近では特に珍しくはないようだという。
「同番組の姉妹番組である『バズリズム02』(同系)、その前身である『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』、『ハッピーMusic』、他局の『ミュージックフェア』(フジテレビ系)、古くは『HEY!!HEY!HEY!』(同系)と、全てトークと歌は別撮りです。司会者がアーティストのパフォーマンスに立ち会わないスタイルの音楽番組は、何も珍しいものではありません。
立ち会うのが当然と思っている人は、『夜のヒットスタジオ』(同系)や『ザ・ベストテン』(TBS系)、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)など、昭和に始まった音楽番組のイメージを引きずりすぎですよ」(TV誌音楽番組担当)
視聴者が望む 音楽性とバラエティー性のバランスは、こうした 最近の音楽番組の構成では 実行が難しいテーマとなってしまったようです。