「山上徹也容疑者の減刑を求める」 。ネット上で立ち上がった、山上徹也容疑者の減刑を求めるオンライン署名。今月15日ごろから始まったこの署名活動には、既に1000人以上の賛同者を集めているといいます。
「これは、山上容疑者の非常に辛かった生育環境、境遇に対しての情状酌量、また、非常に真面目で努力家な人柄であり更生の余地が大きいことを訴える署名です。いかなる理由でも殺人を肯定するものではありません」などともしており、ネット上では賛否の声があがっています。
オンライン署名サイト「Change.
org」で署名を募るページが開設され、発起人は〈過酷な生育歴を鑑みての温情〉と〈本人が非常に真面目、努力家であり、更生の余地のある人間である事〉を減刑を求める理由として挙げているなかで、著名人もそれぞれの意見をSNSで表明していることが明らかに。まさに、女優の松田美由紀(60)は、〈罪は重いと思うけど。どんなに追い詰められていたかを考えると、胸が痛みます。死刑に反対します〉と山上容疑者に同情を示したといいます。
一方で、お笑い芸人の三浦マイルド(44)は、〈ホンマ狂っとるな〉と署名運動に反対の立場を取り、〈此奴は世間はおろか昭恵さんにも謝罪がないんだぞ。何が更生の余地だ。毎日昭恵さんが一人泣いてるのではないかと想うと胸が痛いわ〉と猛批判する様子もあり、減刑を求める署名活動には賛否両論となっています。
実際、〈彼は被害者だと思う〉〈彼の行動により政治と統一教会の関係が暴かれた〉といった賛同コメントが寄せられた一方で、〈まだ起訴もされてないのに〉〈殺人は殺人〉など、この署名運動を批判する声もみられます。
極刑と減刑・・・。こうした2論の対立がきっかけで宗教問題について議論が巻き起こることは「意義がある」かもしれませんが、結果として異常な議論が繰り広げられていることには間違いないでしょう。
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