以前、インスタライブを配信した 歌手の宇多田ヒカルさん。〝ノンバイナリー〟であることをカミングアウトし、ファンをザワつかせているというのですが…。
同日、宇多田ヒカルさんが自身のInstagramに『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の庵野秀明監督をゲストとして迎え、「ヒカルパイセンに聞け!」と題したライブ配信を行いました。
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その中で、宇多田さんが映画に提供したテーマソング『One Last Kiss』のミュージックビデオでは、6歳になる 宇多田さんの息子がカメラを回すプライベートなショットを使っていることなども語られてました。
そのインスタライブでの初めの挨拶でのことでした。宇多田さんは部屋の背景に映るクマのぬいぐるみを指し、流ちょうな英語で「私の親友を紹介します。名前はクマちゃん、彼は男の子でゲイなんです」と紹介。続けて「私はノンバイナリー。ハッピープライドマンス!」と突然のカミングアウト発言をしたのですが…。
「最近はアメリカ歌手のデミ・ロヴァートがノンバイナリーを公表。『これからは彼女でも彼でもなく、性別を問わない〝彼ら(They)〟に切り替える』と表明しましたが、〝ノンバイナリー〟とは、ジェンダー・アイデンティティーが明確に〝男性〟でも〝女性〟でもない人たちのことを言います。宇多田は1週間前にも『日常的に「ミス・ミセス・ミズ」のどれかを選ばなきゃいけないことにうんざりし、自分の婚姻状態や性別を前面に押し出す呼ばれ方に違和感しかないし、どの接頭辞もしっくりこない。選ばされる度に、自分を偽ることを強いられてるみたい。性自認や社会的立場に関係なく、誰でも使える別の選択肢があったらいいのにな~』などと投稿しており、ファンも薄々感じていたことでしょう。ネット上では賛否両論がありますが、今後、後に続く人も出てくるのではないでしょうか」(音楽ライター)
自分が女だっていうことがよくわからない⁉ 1児の母でもある宇多田の“告白”に疑問の声も…
しかし 宇多田さんが、あまりにも さらっと 重大告白したことで、驚く人が続出してしまったようです。ネット上でも…
《えっ、今、ノンバイナリーっていったよね。マジで初めて知ったわ~、ビックリです》
《どうせならきちんと日本語で言ってほしかったな。まぁ、多様性の時代だしなんの問題もないと思います》
《昔から ブログ読んでるけど 以前から口にしてたよね。自分が女だっていうことがよくわからないらしいよ… 》
などといった、大きな反響を呼んでいるようでしたが…。その一方で、1児の母でもある宇多田さんに対しては…、
《権利を主張しまくる風潮にも違和感しかない。おかしな世の中だなぁ… 》
《こういう問題ってラベリングやら何やら、ややこしくするから余計にややこしくなってるように見えちゃうわ》
《別に言わなくてもいいと思う。こんなに細分化してまで個人を識別しなきゃいけないって、なんだかストレス感じる》
《「自分はノンバイナリーです」と自分で自分をカテゴライズしてることに、ものすごい違和感。周囲にもそういう人いるけど、みんな普通に生活できればいいって、公言なんかしてないけどな…》
《呼ばれたり書く時、選択する際は答えと自分の感情を結び付けることなく、ただ事務的にこなせば良いんじゃないでしょうか? 名前書く時はいちいち自分の感情と結びつけたりしないでしょ?》
などといった疑問の声も相次いでいるようでした。
去る2002年に 映画監督の紀里谷和明氏と結婚した宇多田さんは 07年に離婚。その後、14年に イタリア人の一般男性と再婚したが、その結婚も 4年で終わりを迎えています。2度の結婚、そして一児の母であるにもかかわらず〝ノンバイナリー〟を告白した宇多田さん。その正直な発言は 影響力がある彼女であるだけに、国内外のジェンダー論にも大きな影響を与えていくのではないでしょうか…。
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