この季節になると特に悩みがちな末端冷え性。特に冬になると手足が凍るように寒くなり、苦労している方も多いのではないでしょうか?そもそも末端冷え性の原因というのは何なのか気になるところですが、今回は末端冷え性の原因と、その治療法について紹介していきます。
特に女性に多いといわれている末端冷え性
末端冷え性は、主に痩せ型体型の方や、女性に多いとされています。しかし、末端冷え性を根本から直さず、民間療法などで治そうとする方もいらっしゃるようですが、末端冷え性を決して自身の体質だと思わずに、病院で治療を受けることも大切だといわれています。
末端冷え性の原因って?
では、末端冷え性の原因とは何なのでしょうか?末端冷え性は、寒い空間に手足が露出したり、精神的ストレスなどにより、血管がひどく収縮し、最初は手が白くなり、青色に変色した後、血管の拡張作用により赤色に変化するにつれ、痛みを伴います。
末端冷え性の診断過程
自身が末端冷え性なのかどうかは、検査により分かります。検査方法は血液検査が主で、4~6℃の冷水に2分程度両手と両足を浸した後、赤外線機能などを使用し、皮膚の回復を観察します。また、薬の副作用により末端冷え性を引き起こすこともあるため、薬の服用の可否を検査の前にあらかじめ報告する必要があります。
末端冷え性の治療方法は?
肝心の末端冷え性の治療方法についてですが、末端冷え性が疾患から引き起こされたものであれば、その疾患を治療します。それは生活習慣の改善や薬物治療も大切ですが、薬局で販売している血液循環の薬はむしろ逆効果になる場合もあるため、必ず専門家に相談したうえ、処方を受けることが確実です。
また、普段から手足だけではなく、体全体を暖めることも大切です。分厚い服を1枚着るよりも、薄い服を数枚着た方が保温効果が高いそうです。外出時には必ず手足を防寒してください。手袋を忘れないためにも、玄関などに置いておくことをおすすめします。外を歩いている際には、日光の当たるところを歩くようにしましょう。
また、家にいる際も、部屋を常に暖めておくことが大切です。洗顔や皿洗いをする際、水洗いせずにお湯を使用しましょう。また、家で手軽にできる半身浴、足湯なども血液循環を円滑にするのに効果的です。その際、38~40℃のお湯で入浴しましょう。もし入浴ができない日は毎日熱いお湯に手足を浸すのがベスト。またタバコは控え、手足を締め付ける服は避けましょう。またストレスも溜め込まないことが大切です。そしてバランスのいい食事を心掛け、動脈硬化を引き起こすとされている高カロリーの食事は避けるのが無難です。