大分県臼杵市の市議会議員が『子どもに新型コロナウイルスワクチンの接種停止を求める』というチラシをマスクをせず配っていたことで、問題となっています。
8月下旬~9月初め、臼杵市の若林純一市議は、市内の中学校周辺などで中学生らに対し、ワクチンの接種停止を訴えるチラシを配りました。
チラシには“未成年に対してワクチンを接種するメリットはあるのか感染予防効果は不明”と記されていたといいます。
しかも、チラシを配る際、若林市議はマスクを着用していなかったそうで、市や議会事務局などに「子どもが怖がっている」などの電話が殺到しました。
9月14日、市議会は全員協議会を開き、若林市議に厳重注意をしました。
注意を受けたにも関わらず、若林市議は取材陣に対し「間違った情報を伝えたつもりはない」と話しました。
国内では現在、国民の半分がワクチン接種を終えている状態で、感染拡大が止まるのではないかと期待されています。
一方、最近になり、デルタ株が流行し出したため、今まで感染することが少なかった子どもへの感染が増えています。
そんな中、若林市議は「子供は重症化しない」「子供は一人も死んでいない」「ビラ配りは濃厚接触にあたらない」と主張しています。
だからと言って“ノーマスク”のチラシ配りという市議の行動はどうかと思いますね…。
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