チョコミント味大好き!そんな魔力に惹きつけられる方が増えているんですよ。
アンチな方は、邪道だ!歯磨き粉の味!色が嫌!と言われるかもしれませんよね。ここではチョコミントが放つ魔力について歴史を遡りながら紹介していきましょう。
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チョコミントはいつ登場したの?
チョコミントが初めて日本に登場したのは、昭和49年(1974年)4月23日 目黒です。
なぜ細かい日付やエリアまで特定できるの?と疑問に思う方も多いはずですが、ヒントはサーティーワンアイスクリームです。
アメリカ発祥のサーティーワンアイスクリームが、日本に初めて店舗を構えたことから日本で知られるようになりました。日本進出以前のアメリカでは、チョコミント味が人気を呼んでおり、サーティーワンアイスクリームの第1号であった目黒店にもメニューとして登場、これが日本での初お目見えだったのです。point 320 | 1
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当時の売れ行きは?
当時の日本人は、チョコミント味をどう感じたのでしょうか。
それは売上を見えれば一目瞭然、バニラやチョコなどの定番の味に比較すると売れ行きは芳しくなかったと言います。泉麻人さんの著書「おやつストーリー」では「見た目がミントグリーンという一見すると毒々しい色合いであったため売れなかったのでは」と分析されているほどです。
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チョコミントファンはいつからいたの?
魔力に惹きつけられてしまったファンは、いつ登場したのでしょうか、気になりますよね。
実はチョコミント味が登場した当時からファンはいたんです!王道のバニラやチョコ味を横目にチャレンジ精神と旺盛な好奇心を持った人々が、今日の繁栄の礎を築いたのです。
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チョコミン党の隆盛にグリコも貢献?
アメリカ発祥のサーティーワンアイスクリームが、チョコミントの源流と説明しましたが、もう一つ隆盛に貢献した存在があるんです。
それがグリコでした。グリコは1985年から女子高生が歩きながら食べられるアイスブランド・セブンティーンアイスという自動販売機を展開していますが、ここにもチョコミント味が登場していました。
流行の再先端を行く女子高生たちが、チョコミン党の発展に大きく貢献したことは想像に難くありませんね。point 289 | 1
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サーティーワンとグリコの違いは?
チョコミントといってもメーカーによって個性があるんですよ。
サーティーワンアイスクリームは、鮮やかなミントグリーン、粗目のチョコレートチップが特徴になっていて、食べるとミントの爽やかさが鼻から抜け、その後にチョコの甘さが口の中に広がります。ダブルやトリプルで頼んでも美味しく感じられるように、他の素材の味を引き立てるミント味になっています。
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グリコのセブンティーンアイスの特徴も気になりますよね。
セブンティーンアイスのチョコミントは、少し青みがかったミントブルー、断層のようにチョコが特徴になっていて、食感もサクサクしています。また歩きながら食べられるように比較的溶けにくくなっています。鼻から抜けるような爽やかな後味と絶妙な甘さが魔力となって、多くのファンを惹きつけるのです。
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歯磨き粉と同じ味がする!?
チョコミントが市民権を獲得する一方で、偏見!?も残っているようです。
例えばチョコとミントは合わない、ミントは歯磨き粉と同じ味がするという根強い意見もありますが、実際はどうでしょうか。
それを確認するにはチョコミントアイスを購入し一口食べればわかります。その後、自宅に歯磨き粉をスプーンですくって食べ比べして下さい。するとぜんぜん違うじゃないか!!となるはずです。
ミントは鼻から抜けるような爽やかな風味がしますが、歯磨き粉からは爽やかさは感じられませんし、甘ったるさだけを感じるはずですよ。point 317 | 1
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チョコミントについて触れてきましたが、いかがでしたでしょうか。
アイスクリームが普及し始めた当時から存在する歴史ある風味であることがわかりましたし、当時からチョコミン党の方々が存在していて、親から子へ伝統の味として受け継がれてきたのかもしれません。そしてやはり流行の先端にいる女子高生たちが、普及に一役買ったと思われます。
一口頬張れば、あなたも魔力に取り憑かれてしまうかもしれませんよ。