現在世界中で猛威を奮っているのは、新型コロナウィルス。感染が始まったのは中国であることから、中国からの観光客への警戒心が強くなっている国が多いかと思います。しかし、そんな中で観光で日本を訪れた中国人の観光客たちが、日本で受けた待遇について感動したとSNSに投稿し話題になっています。
すでに多数の死者が出ており、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大はどんどん深刻さを増しています。中国だけでなく日本でもすでにマスクが品薄状態になっていることからも、人々の警戒心の強さをうかがい知ることが出来ます。そんな状況下で、日本をおとずれた中国観光客が「日本人の”本心”をみた」とSNSに投稿し話題になっています。
そんな中で、先日、日本の民間からマスク100万枚が中国へ寄付されるなど、日本では感染が広まる中国をなんとか支援しようとする動きが始まっているのをご存知でしたか?中国メディアの捜狐が27日、「中国が困っている時に日本人の本心を見た」と公開した日本が支援している内容というのがー。
この記事は、先月の1月26日に日本の茂木外務大臣が、中国の王毅国務委員兼外交部長に電話をかけ、「困ったときに力を尽くして助ける友こそが真の友だ」と話し、「全方向的な支持と援助」の提供を約束したという話を紹介しました。さらに具体的には、事実上の封鎖状態となっている武漢市から日本人を帰国させるためのチャーター機を派遣し、チャーター機には支援物資として大量のマスクや防護服などを積み込んで送られることになっていると紹介。
さらに他にも、日本の街中では「中国頑張れ、武漢頑張れ」というメッセージが至る所に飾られているとし、さらにいくつかの場所では外国人旅行者はマスク半額、あるいは中国人にマスクをプレゼントする店もあるということを伝えたのです。さらに日本への観光客に大人気のスポットであるディズニーランドでも中国人への入園制限はしないと表明していることも紹介しました。
これらの事実を紹介し、記事は「日本は困っている中国を放っておかない」と日本の支援に感謝するコメントを発表したのです。感染症ということもあり敬遠されているのかと思いきや、こんな活動が行われていたのですね。中国人の観光客が悪いわけではなく、彼らも被害者であるということを今一度考えさせられますね。
これに対し、中国のネットユーザーからは「ありがとう日本!」「本当に感謝するよ、日本の真の友だ!」「日本の人達はなんて友好的なんだ。」「泣いた」「本当に日本人の素良の高さがわかるね」と感動したコメントが多く届いています。