「ウナギが便秘に効く」と信じ、体長約40センチの生きたウナギを肛門から挿入した中国の男性が腹部の激痛を訴えて病院に搬送されたという事件が起きました。男性には緊急手術が行われましたがウナギは腸を突き破っており、もう少し遅ければ命の危険もあったといいます。
激しい腹痛を訴えて中国・広東省東莞市黄江医院に搬送されたのは50代の男性で、便秘の治療のため生きたウナギを肛門から挿入していました。男性は1週間ほど腹痛が続いていましたが、搬送時にはコミュニケーションを取ることも難しい状態で、感染症による敗血症ショックを起こしていたといいます。
同医院のリー・ジェン外科医は「CTスキャン(コンピュータ断層撮影)の結果、腹腔に異物があるのが確認できましたが、それが何なのかは判別できませんでした。次に大腸内視鏡検査を行ったところ、男性の腸内にタウナギ(Asian swamp eel)を発見したのです。我々は直ちに手術を行い、ウナギを摘出することになりました。」と説明し、さらに驚くべき事実を明かしました。
「開腹した患部には糞や膿が溜まり、酷い感染症を起こしていました。ウナギはすでに死んでいましたが、肛門から入ったウナギはS状結腸部分に穴を開け、そこから漏れた糞が腹腔に溜まったものと思われます。」
男性はすでに退院していますが、リー医師は「男性はあのタイミングで手術をしなければ手遅れになっていたでしょう。生きたウナギで便秘が治るというのは迷信に過ぎません。」と明かし、命に関わることなので絶対に真似をしないようにと呼びかけています。
ちなみに今年1月にも「ウナギは便秘に効く」と信じた中国の男性が、2匹のウナギを生きたまま飲み込んで緊急手術を受けていました。
2017年には、四川省宜賓市にある病院で、胃から体長60センチほどの1匹のウナギがその姿のまま摘出され、やっと激しい胃痛と苦悶から解放された男性がいました。医師には「友達がふざけて肛門に挿入した」などと釈明したといいますが、動画投稿サイトに動画をアップした人は「この患者はアナルで性的快感を得ようとしたのだろう」と説明していました。
常識では考えられないようなモノを体内に入れてしまう男性の話題がなぜか多い中国。性的快感を求めて肛門に長さ20センチほどのゴーヤを入れて取り出せなくなった男性もいれば、「友人を驚かせたい」と口から15cmのクギを8本も飲み込んだ男性も。泥酔した男はコンクリートを練りゴマと勘違いして食べ、体調不良で病院に運ばれていました。