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「また天国で必ず会おう…」そう誓いながら生きたまま埋葬…兄は妹を最後まで抱きしめ離さなかった…


数世紀前、自然災害を鎮めるために子供を神の供物に捧げるという風習が盛んに行われていた時代があったそうです。今を生きる私たちには到底考えられない事態かもしれませんが、本当にあった感動のエピソードをご紹介します。

なんとこの風習で、犠牲になった子どもたちの年齢はほとんど10歳にも至らない子供達だといわれています。彼らの多くは、冷たい土の床に横たわるやいなや、友人や兄弟の体を抱きしめたといいます。

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恐怖に怯えた子供たちの上には大量の砂がばらまかれ、このようにしてすべての記憶を失わせたといいます。

ところが最近、理由も分からないまま犠牲になってしまった子どもたちの遺骨が発見され、怒りと悲しみの声が上がっているのです。

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以前、英国の日刊デイリーメールは、過去にペルーで子供たちが生け贄に捧げられた状況が確認されたと報じました。

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考古学者たちが2011年から2016年までの6年間、ペルーに位置する埋葬地を発掘した結果、140体以上の少年・少女の遺骨が発見されたというのです。その中には、兄に抱かれたまま亡くなってしまった子供の遺骨も出てきたそうで、その胸が痛む切なさを報じています。

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ここで発見された子供のしぼう推定年度は、1450年頃でほとんどが5歳から14歳だったそうです。15世紀エルニーニョと温暖化現象に洪水、暴風が相次いでしまったことが原因になったといわれています。

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当時のペルー人は子供を生け贄にすると、自然災害が終わると固く信じていた時代に生きていました。最終的には子供たちが生きたままで土砂に埋められ、多くの子供たちが犠牲になったというのです。何とも残虐な風習だといえるでしょう。

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また最近では、複数の遺骨から肋骨が破損されているのが確認され、心臓が取り出された後にまた埋葬されたのではないかという見方も出ています。

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考古学者フリート(Prieto)は「遺骨の上には泥層が厚く敷かれており、泥がまだ完全に乾いていない状態で、人と動物の足跡が出てきた。洪水が起きた直後に発生した事件であることを推測することができる。」と説明しています。

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さらに「これは世界的に見ても、子供を生け贄にして犠牲にさせた事件の中で、最も多くの犠牲者が出ただろう。」と述べました。大人の利己的主義と無知のせいで、恐怖に怯えたまま天国にいった子供たち。これらを哀悼する声が全世界で伝えられています。

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