渡英のきっかけは、小6の時だったといいます。小4から出演していたミュージカル「レ・ミゼラブル」の英国側のチームが来日し、新演出した時、「けいこ場に日常的に英語が飛び交ってることがすごく新鮮で。初めて異国の人とがっつり触れ合った」ことが彼の転機となったようです。
中2の時、「俳優で生きていく」と心に決め、好きだった英語を磨くため、留学を決心。
日本の高校のロンドン校で、全寮制。英語の授業以外は、日本語で授業をするそうですが、寮母やシェフもイギリス人。週末はウエストエンドにミュージカルを見に出かけたり、今年は名門演劇学校「セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ」にも通い、英語だけのプログラムで苦戦しながら演劇も学んだとのことです。
子役にとって俳優への“脱皮”は壁にぶつかることも多く、彼も「子供でもあり大人でもある中途半端な時期」だったと語っています。
高校は、来年3月に卒業。4月からは日本の大学に進学予定だといいます。
当分は、学業優先のスタンスは変えない予定ですが、今後は芸能活動も本格再開するとのことです。
今年の春休みに撮影した主演映画「#ハンド全力」(来年5月22日公開)、同5月にはミュージカル「ニュージーズ」(日生劇場)への出演も決定。また、実は今月25日から3年ぶりの舞台となるミュージカル「KID VICTORY」(29日まで、上野ストアハウス)にも主演する予定です。
「俳優としてやっていく、というのは生半可な気持ちではやれない。つらいこともたくさんあると思うんですけど、僕はそれすら楽しめるぐらいの好奇心と興味を芝居に対して持っている」
「歌もダンスもお芝居ももう一回、再構築していかないとな、って思ってます」
と、加藤清史郎さんは語ります。