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電車で騒ぐ子ども…「静かにしなさい‼」は効果なし⁈近くにいた男性の「ひと言」で静まり返る


子連れでのお出かけ中、電車やバスの中で子どもが騒いだり、ぐずってしまうときがありますよね。

車内を走り回ったり、大声を出したりしている子どもを叱りながら、肩身の狭い思いをする親は少なからずいます。

特定非営利活動法人弘前こどもコミュニティ

Twitterに投稿された、電車内で騒ぐ子どもに対する対処法が「素晴らしい!」と反響を呼んでいます。

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一連の出来事を投稿したのは、農業研究者の@ShinShinoharaさん。
ある日、投稿者さんは、電車内で騒いでいる子どもの姿を目にします。
「シーッ!静かにして」という母親に対し、子どもはテンションが上がってしまっているのか、聞く耳を持たず…。周囲の人からは、「静かにしろよ」といわんばかりの険悪な雰囲気が漂い始めたといいます。
周りから漂う無言の圧を感じ取った母親が恐縮し、必死に子どもを静かにさせようとするも、状況は変わりません。point 215 | 1

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ウレぴあ総研

そこで、投稿者さんは子どもに近付き、こう声をかけました。

「楽しいところ、ごめんな。実はな、電車の中には、疲れてるおじさんがたくさんおってな。ちょっと眠りたいんで、少し静かにしてくれると助かる。悪いな」

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投稿者さんが落ち着いた声でそう頼むと、子どもはビックリしながらもうなずき、それ以降騒ぐことをやめて静かになりました。
投稿者さんが電車を降りる際に、もう一度「ありがとうな。よう静かにしてくれたな」と声をかけたところ、子どもはうなずいてくれたといいます。

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投稿者さんは、子どもに自ら声かけをしたことについて、次のような自身の考えをつづっています。

「子どもにとって、電車内の大人たちは『背景』でしかない。そして、周囲の大人も『親がなんとかするべきだ』と思っていて動かない。
しかし、お母さんの力だけでは限界。背景でしかないものを人間とみなし、それに配慮しろっていうのは、子どもには無理。
だから私は、背景から飛び出して『実は生きた人間でした』と伝えるために、子どもたちの前に現れる。そして、理由を述べた上で『静かにしてくれるとありがたい』と頼む。
背景だと思っていた人間が直接語りかけてくるインパクトは大きい。そういう体験をした子どもは、今後も背景(周囲)の人を気にするようになる。お母さんの『静かにして!』という注意が、バツグンに効果を示すようになる。」point 346 | 1

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投稿者さんは「自分が赤の他人だからこそ、こういう育児のアシストができる」と主張。
エピソードに対し、ネット上ではさまざまな反応が寄せられています。
・親にせよ周囲の人にせよ、叱りかたは大事だと思います。
・ホッとして涙が出ました。何度いい聞かせてもいうことを聞いてくれない息子たちにイライラと悩む毎日だったので…。
・こんな風に優しくキッパリと伝えてくれる大人がいたら、子どもの教育にとってもよさそうです。
・勇気を出して注意したら、子どもの親に逆ギレされる可能性もあるし…難しいですね。point 301 | 1

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「“どうして車中では大声を出してはいけないのか”をしっかり説明しましょう。

『うるさいから静かにしなさい』もちょっと動機づけとしては弱いです。『電車はお家や公園ではないのよ。眠りたい人、本を読みたい人、考え事をしたい人など色んな人が乗車しているから静かにしていようね』と伝えましょう。

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もし、少しでも騒ぎはじめたら、声が更に大きくなる前に『あれ?さっきの話覚えているかな?』と思い起こさせてください。自分で気づいたことは守るものです。

そして、静かになったら『ちゃんとルールを守れて立派だね』と褒めてやることも忘れずに!出来れば予防策として、ことが起こる前、家を出る前や乗車直前にこのことを伝えておいた方が、より効果的です。」と、『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』の著者の立石美津子は話します。

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子どもはまだ成長過程なこともあり、周囲の状況を判断するよりも自分の気持ちを優先してしまいがち。親が注意したところで、すんなりと受け入れてくれない場合もあります。
投稿者さんのように自ら声をかけることはもちろん、周囲の人が見守る姿勢を意識することで、つらい思いをしている親を1人でも多く減らせたら素敵ですね。

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