「こども店長」としてトヨタ自動車のCMで出演し、一世を風靡した加藤清史郎さん。この数年は仕事をセーブしているように見えましたが、ここへきて映画の主演や舞台への出演が相次いでいます。現在、公開中の映画「#ハンド全力」では7年ぶりの主演を務めており、迫力あるハンドボールシーンを演じています!
1歳で芸能界デビューし、8歳のときに、NHK大河ドラマ『天地人』で主人公・直江兼続の幼少期を演じて大ブレイク。その年の4月からオンエアされたトヨタ自動車のCM“こども店長”も大人気となり、国民的子役として注目を集めました!
そんな加藤清史郎さんも今や18歳。高校時代に当たる今年3月までの3年間、イギリスに留学していたそうです。
日本の学校の付属校なので生徒はすべて日本人ですが、寮母さんや食堂のシェフはイギリス人だったそうです。
部活としてサッカーに熱中していたといい、週末はウェストエンドにミュージカルを観に行ったり、現地の演劇学校に通って、英語のプログラムに悪戦苦闘しながら芝居の勉強もしていたと話しています。
留学を決意した理由は小学校6年生のときに『レ・ミゼラブル』の舞台に出演したことがきっかけだとし、当時、新演出ということで、イギリスから本場のスタッフが訪れて、英語で指導を受けながら稽古をしていたそうです。
すべて通訳を介してコミュニケーションしていましたが、通訳なしで直接会話が出来たら自分が演じる役ももっといいものにしていけるのではないか、英語を喋れるようになりたいと、ずっと思っていたと明かしています。
また俳優は70代、80代まで続けていける仕事なので、今のうちにいろいろな勉強をして、役者としての土台作りをしようと思ったそう。
そして中学2年生のときに、「これからも俳優として生きていく」と覚悟を決めたことも理由のひとつだとしています。
中学生になって子役時代と比べ、顔つきや体形も変わっていき、声変わりも始まり、大人へと成長する過渡期に入り「子役」ならではの壁にぶつかり、役者としては中途半端な時期。加藤さんはこの期間に知識や経験を蓄えておこうと考えたそうです。
子役は幼い頃から「ケガをするかもしれないから」との理由でスポーツを禁じられることがあるようです。なのでスポーツでのチームプレーという本当の楽しさを知りません。
しかし映画やドラマは多くの人々が1つの世界を作っていく、いわゆるチームプレー。加藤さんは留学する中で、苦しさの先にあるチームプレーでしか見られないすばらしい世界を体感したのではないでしょうか。
留学の経験は今後の役者人生の強みになるはず!これから加藤さんがどんな役を演じていくのか楽しみにしたいものです!