千葉中央駅付近で爆弾⁉
12月28日、多くの人が仕事納めとなったこの日、千葉中央駅に緊張が走りました。
28日午前7時5分頃に、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレの職員から、「ホテル1階付近に不審なバッグが置かれている。確認してほしい」と110番通報がありました。
千葉県警千葉中央署員が駆けつけ、午前8時頃から隣接する千葉中央駅東口付近を通行規制しました。
駅周辺には消防車両や救急車、パトカーなど十数台が止まり、警察官ら30人ほどが「近づかないで」などと規制にあたっていました。
通勤時間ということもあり、千葉中央駅付近は一時、騒然となりました。
約3時間後の午前11時10分頃に爆発物処理班などによって、バッグが回収されました。
同署などによると、バッグは黒色のキャリーバッグで縦約70センチ、横約40センチ、奥行き約20センチ程度の大きさだったそうです。
X線で調べたところ、内部には何も映っておらず、中身は空で、被害もありませんでした。
報道陣の取材に応じた京成ホテルミラマーレの職員によると、午前6時半ごろ、建物の管理担当者が見回りをしていて、ホテルに隣接する喫茶店の入り口付近で黒いスーツケースを発見したといいます。
当時、京成ホテルミラマーレの宿泊客の一部は部屋で待機を指示、さらにこの事件の影響で、ホテルの付属施設である映画館やレストランは28日昼間の営業のメドが立っていませんでした。
ホテルの防犯カメラに、黒っぽい服を着た男がバッグを置いて立ち去る様子が映っていたといい、威力業務妨害容疑も視野に調べているそうです。
バッグの犯人は?
バッグの中身は結局、爆弾などではなく空っぽでした。
ツイッターやネット上で、外国人がバッグを置いていくのを見たという意見がありました。
まだ犯人も犯行動機も特定されていません。
また、中身が空っぽであったことから、犯行を目的としたものではなく、置き忘れなどの可能性もあります。
年末の混雑した時期だったために、中身は不明ではありましたが、事件当時は非常に緊張した空気となりました。
不審物を見つけたら
今回は危険物ではなかったので、被害もありませんでした。
しかし、本当に爆発物などが入っていた場合には、非常に危険な状況だったのです。
公共施設などでも不審物を見かけた際には、係員に伝えるように促しています。
中身が何なのか分からないからといって、むやみに開けたり触ったりしてはいけません。
空気に触れるだけで爆発したり、少しの振動で爆発するものもあるのです。
忘れものなのか不審物なのか、分からないものには決して触れず、すぐに通報しましょう。
世界でテロが増えている今、何が起こるか分かりません。
普通の忘れものだと思ったものが、危険物だという可能性もあるのです。
当時の様子とネット上の反応
ツイッターなどでは千葉中央駅付近の通行人などが現場の様子を伝えていました。
写真などもたくさんUPされており、緊迫した空気が伝わってきます。
警察に封鎖されている、特殊部隊も来ている
千葉中央駅東口が通行止め、物々しい雰囲気
ADVERTISEMENT 千葉県中央駅が警察に閉鎖されていて仕事に行けない
千葉中央駅が大騒ぎだけど何事⁉
中央駅と京成ローザも閉鎖中、テロ?
などと様々な憶測や不安が飛び交っていました。
今回は大きな被害もなく事故にならなかったことが何よりも幸いでした。