丸清食堂(@marusei336)さんがTwitterに投稿した、1本の動画が話題になっています。
千葉県北東部の多古町に住んでいる投稿者さんは、2019年9月8日の台風15号によって被災してしまいました。
停電や断水によって大変な思いをしていた投稿者さんらの元に現れたのは、災害派遣のために駆けつけた自衛隊。
自衛隊の入浴支援や給水活動によって、多古町の住人は大いに助けられたといいます。
大規模災害によってライフラインがストップすると、被災地は多様な不便を強いられてしまいます。飲料水、食料、トイレ、就寝…そして入浴ができないことのストレスも決して小さくありません。陸上自衛隊はその困難を軽減するため、被災地自治体の要請に応じて「入浴支援」も展開しています。南房総市や君津市など7市町で入浴支援が行われました。シャンプーなどは備え付けてあり、タオルのみの持参で利用できます。
同月23日、多古町での最後の入浴支援が行われました。電気が復旧したため、数日後に自衛隊は撤収することになったのです。
自衛隊員に向かい合ったのは、この数日間自衛隊と触れ合ってきた3歳になる投稿者さんの息子さん。
息子さんは、自衛隊員に感謝の気持ちを込めて敬礼をしました。
今日が自衛隊さん入浴支援の最終日となりました。
3歳の息子も基本動作訓練が仕上がりました。
お別れの日、私は泣きます。
いや、もうすでに泣いてます。
本当にありがとうございました(^_^)ゞ#陸上自衛隊第10師団 #第10後方支援連隊 #入浴支援 #春日井駐屯地 #多古町 pic.twitter.com/vG6gtUgVAIADVERTISEMENT — 丸清食堂 (@marusei336) September 23, 2019
「今日が自衛隊さん入浴支援の最終日となりました。
3歳の息子も基本動作訓練が仕上がりました。
お別れの日、私は泣きます。
いや、もうすでに泣いてます。
本当にありがとうございました(^_^)ゞ」
息子さんの背中からは、自衛隊への感謝の気持ちが伝わってきます。
そして、子供からの敬礼にしっかりと応える自衛隊員からは、優しさや人の温かさを感じます。最後の笑顔を見るに、きっと息子さんの行動が嬉しかったのでしょう。
動画はまたたく間に拡散され、2人のやり取りに多くの人が心打たれたようです。
・自衛隊員さんも優しいですね。なんだか涙が出てきました。
・立派な親御さんに、息子さん。そして最高の笑顔を返してくれる自衛隊員さん。心が温かくなりました。
・災害はできれば起こってほしくないですが、こういった素敵な出会いもあるんですよね…。
・こんなに小さな子供にも、自衛隊の頑張りは伝わったんでしょうね。
被災している間、自衛隊によってたくさん支えられたという投稿者さん。また、自衛隊員とのちょっとした会話で心も癒えたといいます。
きっと、たくさんの人の「ありがとう」の気持ちは自衛隊に伝わっているはずです。