サシャは人気マンガ「進撃の巨人」に登場する女性キャラクターのひとり。シリアスな展開が多い「進撃の巨人」のなかでも、度々お馬鹿な行動や言動を見せることで知られています。今回はそんなサシャの魅力や、一時期噂されたスパイ説などについてご紹介します。
食べ物への異常なこだわり
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サシャは、主人公・エレンたちと同じ第104期訓練兵のひとりで、こげ茶色のポニーテールや敬語口調が特徴的な女の子です。アニメでは小林ゆうが声優を、実写映画では桜庭ななみがサシャ役を演じました。彼女の代名詞ともなっているのが、並外れた食い意地や食べ物へのこだわりです。訓練兵団の入団式では、調理場から盗んだ芋を食べ続けるという驚きの行動を見せ、「おバカキャラ」や「芋女」として原作初期の頃から高い人気を集めるようになりました。その後も懲りずに盗み食いを続けたり、異常な嗅覚で近くにある食べ物を見つけたりなどの行動を繰り返しています。こういった食べ物に対するこだわりは彼女の生まれ育った環境が大きく関係しているようで、「食えるときに食っておく」という強い信念がサシャにはあるようです。
実は結構強い?サシャの戦闘能力
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サシャは「進撃の巨人」の世界では珍しい狩猟を生業とする少数民族の出身。野性的な感覚や高い身体能力を持ち主で、第104期訓練兵団も200人中9位という好成績で卒業しています。身体能力だけではなく、サバイバルに精通した知識や判断能力の高さもサシャの武器のひとつです。弓矢の扱いにも長けており、原作9巻では見事に巨人を弓一本で撃退させる活躍を見せました。戦闘能力や生存能力の高さが評価される一方、独特な性格や型にはまらないスタイルから「組織的な行動には向いていない」と見られており、どちらかというと個人での活躍が期待されるキャラクターです。
本当は途中で死ぬ予定だった?
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作品ファンのあいだでも高い人気のあるサシャですが、当初の構想では原作9巻で死亡する予定だったようです。このことは、2013年に発売された「オトメディア10月号」の編集者インタビュー内で語られています。9巻はちょうどサシャの故郷やエピソードが描かれる回。当初はこのエピソードの終わりにサシャの死亡シーンを描く予定でしたが、原作者の諫山創自身が「カッコいいけれど、死ぬのはここじゃない」と思い直し、生き残る展開へ変更されたようです。
噂されるサシャのスパイ説
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仲間の裏切りや巨人化など、衝撃的な展開や伏線が多いことで知られる「進撃の巨人」。人気キャラクターのサシャにも、「実はスパイなのではないか?」という疑惑がかけられています。その根拠となっているのが、エレン奪還作戦への不参加といった不可解な行動や、空白期間の多さです。また、クリスタからパンを受け取ったシーンが、実はキリストとユダの関係を意味しているのではないかという考察もされています。スパイの内容としては巨人側や王政側など様々な予想がされていますが、現在のところサシャがスパイだと確定するようなシーンは出てきていないため、あくまで候補のひとりといった感じです。普段、おバカで破天荒な行動が多いキャラクターなだけに、「サシャがスパイだったら面白い!」と期待している読者も多いようです。
まとめ
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「進撃の巨人」サシャの魅力や噂されるスパイ説などについてご紹介しました。人気が高いキャラクターということもあり、今後の活躍を期待している作品ファンの方も多いのではないでしょうか。ぜひ原作マンガやアニメの方もチェックしてみてください。