仕事で精神的に追い詰められている頃に妊娠していることがわかり、出産をへて、自分の心に大きな変化が訪れた、ある女性のエッセイ漫画がツイッターで大きな感動と共感を呼んでいました。作者はもちこさん。
最近よくフォロワーさんからご懐妊の吉報を聞いて妊娠がわかった時のことを思い出したのでマンガにしてみた!
思い出しすぎて長くなっちゃった笑😆(1/2) pic.twitter.com/I2fdp3S8J4— もちこ@4歳むすめ (@mochico913) February 23, 2019
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気付けなくてごめんね
当時、通っていた心療内科から休職を勧められるくらい仕事で追い詰められていたもちこさん。つらいプロジェクトが終わったある日、飲み会で普段は飲まないショットをヤケ酒のごとく何杯も飲みます。夜更けには旦那さんに迎えに来てもらうほど泥酔状態になってしまいました。
今まではどんなに飲んでも次の日には二日酔いは治っていたのに、このときばかりは何故か翌日も翌々日も気持ちが悪い状態が続きました。それに、もともと生理不順だったのですが、にしても間が空いているから…と妊娠検査薬を使ってみると、陽性反応が出たのです。
もともと子どもが欲しかったもちこさん。産婦人科に行くと、すでに心拍も確認できる6週目くらいであることがわかりました。しかし、エコーから聞こえる赤ちゃんの小さな鼓動に「もっと早く気づいてよ!」と言われたようで、罪悪感や不安でいっぱいになります。赤ちゃんの存在に気付かずお酒を飲んでしまったこと、仕事も成果を出せない自分が母親であること、こうしたいろんな気持ちが駆け巡り、申し訳なさで涙が流れました。point 255 | 1
大事な存在と自分の変化
旦那さんに妊娠したこと伝えるととても喜んでくれました。つわりや心身の変化にツラいと思うこともたくさんありましたが、エコー写真でおなかの娘の成長を見るうちに楽しみな気持ちがどんどん大きくなっていきます。ついに娘さんが誕生すると、「24時間育児」という今までとはまったく違う大変な日々がスタートします。話し相手代わりにツイッターも始め、約10年離れていたイラスト活動も再開するなどとにかく生活が一変しました。point 327 | 1
そして、何より一番の変化は、毎日の中で娘さんのことを考える時間が増えたおかげで、ツラかったことを思い出す時間が減ったことだそうです。初めて聴いたときは自己嫌悪を感じてしまった娘さんの心臓の鼓動も、今ではたくさんの元気をくれる原動力となっているようです。最後のコマに描かれた、娘の胸に耳を立てるもちこさんの顔は、実に幸福に満たされているのでした。point 229 | 1
漫画を読んだ読者からは「自分も娘や育児のおかげでツラかったことが薄れてる」「私もほぼ息子のことばかり、いらないことを考える時間が減った」など共感する声が集まっています。
人生観を大きく変えることもある妊娠、出産、育児。大変なこともありながらも、もちこさんのようにポジティブな変化も多く訪れ、結果的に幸せが増えていることもあります。我が子というのはいつの時代も親にとって唯一無二の存在ですね。