キング・オブ・ポップと呼ばれ、世界中の人気を集めた歌手マイケルジャクソンですが、元々兄弟で結成したジャクソン・ファイブという音楽ユニットの一員でした。しかし当時を知る人達からすると、大人になるにつれ、マイケルジャクソンの肌の色と顔立ちに変化があったことは明らかです。ではその容姿の変貌がどんなものだったか振り返ってみましょう。
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マイケルジャクソンは、1958年アメリカでアフリカ系アメリカ人の両親のもと誕生しました。子供の頃の容姿は、他の兄弟と共にアフリカ系アメリカ人らしいものでした。しかし容姿の最初の変化は肌ではなく鼻で、1979年にステージの床で鼻骨を骨折した時に鼻を形成する手術をします。これは事故のため仕方がない手術で本人も認めているのですが、その後新曲の「スリラー」ではさらに鼻筋が細くなり、続くヒット曲「バッド」では上向きの鼻に変化し、事故による手術以外での鼻の変化が話題になりました。また鼻以外にも顎にくぼみが入るなど、鼻以外の顔の変化も指摘されました。
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しかしマイケルジャクソン本人は顔の整形を疑う声に対し、整形手術は2回しただけで他は成長によるもの、ハリウッドでは整形している人がたくさんいるのに、自分だけ指摘されるのは不公平だと答えています。またドリンクのコマーシャル撮影中に頭部に火傷を負った際、頭皮の真皮を引っ張る治療を受けたため顔立ちに変化があったという声もあります。
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しかしマイケルジャクソンが鼻の整形にこだわる理由は、マイケルジャクソン自身が告白していますが、子供の頃に父親に鼻の大きさをからかわれた経験が引き金ではとも言われています。そしてマイケルジャクソンのもう一つの大きな変化と言えば肌の色ですが、これは1986年に医師によって全身性エリトマトーデス及び尋常性白班と診断されています。この疾患によるまだらな肌の色を、マイケルジャクソンはメイクで隠していました。
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しかし顔立ちの変化と肌色の変化が重なったことから、白人風の容姿に変えたいのではないかと病気の告白を疑う声もありました。しかしマイケルジャクソン死後の検死報告で、尋常性白班であったことが証明されています。
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またマイケルジャクソンの担当医も、マイケルジャクソンは黒人であることに誇りを持っており、容姿の変化は人種を変えたいものではなかったと話しています。さらに尋常性白班は実の姉や叔母も発症したことがあり、遺伝の可能性も否めないという声もあります。しかしマイケルジャクソンは容姿に変化があっても世界中あらゆる人種からその才能や人柄を愛され、音楽界の伝説となりました。