事件はアメリカ・テキサス州で起きました。
母親の運転するスポーツ多用車で3歳の息子を轢いてしまい、子供が亡くなってしまうという痛ましい事故でした。
信じられないことに、この事故原因が”チキンゲーム”と呼ばれるゲームが原因でした。
チキンゲームとは?
本来のチキンゲームとは、、、
チキンゲーム(英: chicken game)とは、別々の車に乗った2人のプレイヤーが互いの車に向かって一直線に走行するゲームである。 日本ではチキンレースとも呼ばれる。 激突を避けるために先にハンドルを切ったプレイヤーはチキン(臆病者)と称され、屈辱を味わう結果になる。
(参照:Wikipedia)
今回の事件でチキンゲームと呼ばれたこのゲームは、母親が運転する車を息子の体ギリギリまで近づけるという内容のものでした。
当初母親は警察に対して
「車がスピードパンプ(減速帯)にぶつかった」
と話していました。
しかし、女の自宅の監視カメラを確認したところ、映っていたのは女が運転する車の前方に3人の子供たちが駆け寄ってくる様子でした。
轢かれてしまった子供は
チキンゲームには女の運転する車に対して三人の子供が参加していました。
監視カメラの映像によると、二人の子供は直前に車の進行方向から外れたものの、三歳の男の子は車にぶつかってしまいました。
さらには、車の下敷きになってしまい、それでも女は車を停止させず後輪でも男の子を轢いてしまいました。
女の運転していた車は約2・5トンの重さがありました。
残念ながら男の子は亡くなりました。
女の子供は以前にも保護されていた
今回逮捕された女は、実は2013年に一度児童養護施設に子供2人を保護する措置が取られたことが分かりました。
今回の3歳児の死亡を受けて二人の子供は再び児童養護施設に保護されることになっています。
母親は「過失致死」の疑いで逮捕されました。つまり、「殺人」ではなく「過失」であるという判断ということです。
過失致死と殺人では”故意”かどうか、その行動によって人が死ぬことが予測できたか、などが問われますが、2・5トンもの車が人に当たれば命に危険が及ぶことは想定できたことであると言えます。
裁判で有罪になれば禁錮10年の刑を言い渡される可能性があります。
担当の検事は、
「すべての親は自分の子供を守る義務がある。時には自分自身で子供を守らなければならない時もある。車はおもちゃではないし、チキンゲームは子供とする遊びではない」
とコメントしました。
まとめ
どのような内容の罪であろうと厳罰が下されること、二度と同じような事件が起こらないことを願います。
また、検事は「チキンゲームは子供とする遊びではない」とコメントしていますが、大人でもこのようなゲームをすれば簡単に命が奪われてしまうことが想定できます。
それどころか、赤の他人を巻き込むことさえあり得るこのようなゲームは決して行ってはいけません。