今でこそ一般的に知られるようになったヴィジュアルバンド。その代表格とも言えるXJAPANはデビュー当初は珍しい、異端な存在でした。今では世界でも活躍した実績を誇るXJAPAN。その初期メンバーである「hide」の死因について迫ります。
名曲を数多く生み出した伝説のギタリストの命日
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HIDEさんは本名を松本秀人と言い、1968年の12月13日生まれの神奈川県出身のギタリストです。XJAPANに所属している時もソロ活動を行っていて、伝説のギタリストとして現代でもギタリストを目指す人の多くがリスペクトしています。死没は1998年の5月2日で、それに伴い命日は5月2日です。デビュー後は細身の体つきから痩せているという印象の強い方ですが、小学生の頃は太っていて、それが元でいじめられたりもしていたのだとか。ファンの少女との奇跡的な物語や、時代の先を見据えた高い先見性など、稀代の人物としても、活躍を期待されていました。その期待も、1998年の5月2日に潰えてしまいます。
唐突な死、相次ぐ後追い自殺
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1998年の5月2日。首吊り自殺として報道されたHIDEさんの死は瞬く間に波紋を広げ、社会現象を引き起こしました。それはファンによる後追い自殺。過去にアイドルの死という形で後追い自殺の件数が最多と記録されましたが、HIDEさんの死はそれを大きく上回る規模で、XJAPANが直接会見を開いて忠告するほどの事態に発展しました。その死因の首吊り自殺ですが、多くのファンが「自殺」ではないと考えています。ギタリストであったHIDEさんは、職業柄肩こりがひどく、それを解消するためにタオルを使ったマッサージをしていたといいます。スポーツ選手もよくやる牽引で、これを酔った状態で1人だけでしようとした結果、事故死してしまった。というのがファンの中で有力視されている説です。
HIDEさんには婚約者が居た?
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自殺していたとされるHIDEさんの第1発見者は、婚約者として噂されていた恋人「高橋恵美」さんです。HIDEさんの専属スタイリストとして活躍していて、メイクだけではなくどのド派手で特徴的な衣装も担当していたとか。同棲状態で、ファンにも公認のカップルでした。HIDEの死後も、HIDEが使っていたギターや衣装をまとめた写真集や書籍を出版していたりもします。
実は婚約者ではない?葬儀に出るためにHIDEの両親が気をきかせた
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婚約者として目されている高橋恵美さん。実は同棲中は婚約者では無かったのだとか。恋人であった事も、一緒に住んでいたということも事実でしたが、結婚の予定はありませんでした。では何故婚約者として知られているのか?それは葬儀に参加するため、HIDEさんの両親が気を利かせてHIDEさんの婚約者だと言うことにしたからです。なので、高橋恵美さんはHIDEさんの死後、婚約者となった方です。そのおかげで葬儀に参加することもでき、HIDEさんの専属スタイリストとして、死に化粧という最後の仕事を全うすることができました。
まとめ
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社会現象にまで発展したHIDEさんの死。メンバーにも深い傷を残し、後追い自殺やTOSHIさんの洗脳騒動といった二次的な事件も引き起こした重大な事件です。生きていれば、それこそその先見性から現代でも通用するギタリストとして活躍できたであろうHIDEさん。やりたいこと、やるべきことがまだまだ残っていたであろう時期に亡くなってしまったことは、HIDEさん自身も多くの未練を残した事でしょう。HIDEさんに救われた少女や、高橋恵美さんと同じように。HIDEさんの分まで生きていく事をファンは心がけるべきでした。