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知られざる過去…ウッチャンナンチャンの番組で起こった死亡事故とは?


ウッチャンナンチャンといえば、昔から第一線で活躍している芸人さんですが、コント番組を数多くこなしており、体当たりの演技なども話題となっていました。そんな絶頂期をむかえていた1993年、ウッチャンナンチャンの番組である死亡事故が発生してしまいます。多少の危険を伴うセットの中で危険と隣り合わせの中、笑いをとっていくことが今でも当たり前のように存在している中、この死亡事故は多くの人に衝撃を与え、結果としてウッチャンナンチャンの番組は打ち切りということになり、ウッチャンナンチャンのその後の芸能生活にもかなりの影響を与えることになります。

 


写真:journeyhometosingapore.wordpress.com

事故が発生したのは1993年6月です。テレビ局のスタジオで収録が行われており、その時にゲストとして参加した香港のロックバンドのメンバーが悲劇に見舞われました。このロックバンドは香港ではとても人気であったものの、まだロックに関しては日本と比べると浸透しておらず、それを浸透させるためであり、こうした番組に出ること自体は不本意であったものの、レコード会社との兼ね合いもあり、参加を決意し、結果として大変な事態に巻き込まれてしまいます。このメンバーがセットから足を滑らせ、頭部を強打し、意識不明の重体となり、この時にウッチャンナンチャンの内村さんも転落し、ケガを負っています。point 380 | 1

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写真:grapee.jp

状況として、地上から3メートルのところにゴンドラのようなものが吊られ、水浸しの状態であったため、滑りやすかった状況でした。にもかかわらず、安全に対する備えはなされておらず、下にウレタンマットを敷く、クッションを設置するといった対策もとられぬまま、転落をしたらどういうことになるのかという想定がなされぬまま、番組収録が行われ、結果としてこうした悲劇を生みました。転落の1週間後にそのメンバーは入院先の病院で息を引き取り、その翌日、ウッチャンナンチャンの番組はこの死亡事故を受けて、打ち切りということになってしまいました。point 327 | 1

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写真:solife-a.com

その後、ウッチャンナンチャンを含めた多くの番組関係者がバッシングを受け、ウッチャンナンチャンはその矢面に立たされ続けることとなります。そして、ウッチャンナンチャンが大事にしてきたコント番組はこれから数年はできなくなり、後にコント番組を復活させた際には、打ち切りになった番組の一部をサブタイトルにするほど、その番組に対する思い入れは強いものでした。SNSが盛んになった今、同じようなことが起きれば、ウッチャンナンチャンの芸能生活は致命的な展開になっていたことも考えられるほど、かなりの重大な出来事であったことは間違いありません。point 334 | 1

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写真:cinematoday.jp

現在、この死亡事故に関して、テレビに取り上げられる機会はほとんどありません。ウッチャンナンチャンに対する配慮もある一方、あまり掘り起こすのは得策ではないという判断も考えられます。しかし、番組収録中の事故というのは死亡事故を起こしたテレビ局でも続き、他のテレビ局でも起きています。そうしたことから、この時の死亡事故がどのように活用されているのかということを考えた際には非常に疑問が残ります。仮にウッチャンナンチャンへの配慮だとしたら、それが本当にいいことなのか、多くの人が考える必要があります。point 319 | 1

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写真:garakuta.chips.jp

今でも身体を張るコント番組、バラエティ番組は多く存在しますが、当時のウッチャンナンチャンの番組はまさにそうしたものの礎のような番組でした。だからこそ、今でも人気があり、DVD-BOXとして発売されるなど、根強い待望論があります。ただ、その陰で悲劇的な死亡事故があったことも、多くの視聴者、そして、芸能関係者などは決して忘れてはならず、二度とこうしたことは起こしてはなりません。

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