芸人の加藤浩次さんが12日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)にて富山県で発生した、猫連れ去り事件に言及しました。加藤さんが事件に関与したと思われる男性の発言に疑問を吐露したことが話題になっています。
連れ去り虐待
この日の番組では、富山県で発生した猫の連れ去り事件を特集しました。飼い猫が何者かによって相次いで連れ去られているという事件です。被害を訴える飼い主と動物保護団体の女性が捜査した結果、ひとりの50代男性にたどり着くことになりました。そして、カメラを向けると、男性は自分の連れ去りの行動について語り始めたのです。
男性が語った内容によると、1年半で50匹程度連れ去り、自宅の風呂場に閉じ込め、餓死させたというのです。スマホの検索履歴には「猫を殴る」「猫閉じ込め」「猫熱湯かける」など、猫の虐待方法を調べたとみられる記録が残っていました。そして、男性は猫を虐待した理由を「ストレス発散」だと告白しました。「一人暮らしで誰も相手してくれんかったから……」と、さみしさから行動に及んだと話しました。
矛盾した行動
何とも身勝手な発言です。この発言を聞いて、加藤さんは「一人暮らしでさみしかったからって言われてたじゃないですか? さみしかったらかわいがりません?」「猫と一緒に暮らそうと思いません?」と疑問を吐露しました。そして、「殺したってところになってしまうのが、異常性を感じますね」と続けました。
加藤さんのこの意見に対し、ネット住民からも「加藤さん、ど正論。普通は寂しかったら生き物を可愛がるよね…。猫は室内飼いしないとこういう輩に狙われる。まぁ普通の人間なら飼い猫が目の前歩いていても捕まえて殺したりはしないと思うけど。」「加藤さんのいうとおり、一人暮らしで寂しかったら、猫を飼って可愛がるのでしょ。だから歪んでるよ…」と同意の声が相次ぎました。
また、内容の重さに「スッキリでしてた高齢の男が猫を誘拐して虐待死させたって話してる動画やつめちゃくちゃ胸糞悪かった…50匹はしたってどうかしてる」「さっき猫50匹虐殺のテレビ見て体調不良になる。」「というか猫を殺すことに興奮してるってとこがすこぶる気持ち悪い。」という意見も相次ぎました。
命は同じ
このような動物虐待の事件に関して、全国20〜60代の男女1,537名を対象に調査したところ、全体の65.1%が「動物虐待やペット廃棄を厳罰化すべきだと思う」と回答しています。
事件に関与したとみられる男性は、足がつかないように、海や川に猫の遺体を捨てていたといいます。これ以上、犠牲となる猫が増えないためにも、捜査の進展を願いたいものです。そして命は人間も動物も平等で、当然身勝手な理由で傷つけていいものではありません。一刻も早く更に厳重な処罰を法律化すべきではないでしょうか。