猫のせいでベビーカーを載せなかった母親
ベビーカーに1歳になる赤ちゃんをのせてバスに乗ろうとした母親が、猫をのせたベビーカーのせいでバスを降りたと抗議し、ネットユーザーの間で議論を呼んでいます。
イギリスのメディアなどが、赤ちゃんがいる当時26歳の母親が経験した出来事について報道しました。
この母親は1歳になる子どもをベビーカーにのせてバスに乗ろうとしましたが、バスの運転手に乗車を断られました。
バスにはベビーカーを2台しか乗せられないのですが、すべてに2台のベビーカーが乗っていたのです。
バスの運転手はこの母親にベビーカーを畳んで乗るか、次のバスに乗車するよう伝えました。
結局、ベビーカーを畳んで子どもを膝にのせる
どうすれば良いか分からない母親はその時、バスのベビーカーに人ではなく猫がのっているのを見つけました。
母親はこの猫の飼い主にベビーカーを畳んでくれるようお願いしましたが、猫の飼い主はこの願いを受け入れませんでした。
猫の飼い主と母親の言い合いが長引くと、他の乗客たちは不満をあらわにしたため、この母親は仕方なく子どもを抱き、ベビーカーを畳んでバスに乗車しました。
この母親は家に帰ったあとSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)にバスでの出来事を公開し周りの人の意見を求めました。
母親は「子どもよりも猫が優先されるのは間違っている」と主張しました。
この母親は「猫を入れるキャリアバッグを利用したり、膝の上に乗せるなど交通機関を利用する方法はほかにもある」と話しました。
この母親の意見にネットユーザーから賛否両論が集まりました。
ある人は「猫をベビーカーに乗せた人は年を取っていたか、体が不自由で猫をキャリアバッグなどで運べない人かもしれない」と話しました。
そして「ベビーカーを畳んで子どもを膝の上に乗せるのがそんなに大変なことなのか?」と母親を非難しました。
また別の人は「公共の交通機関は人が優先だ。私なら猫のせいで自分の娘を立たせることなんてできない」と母親の意見に同調しました。
公共の交通機関である以上、互いが譲り合いながら利用したいものです。
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