車を運転していたら、物が焼けるような不審なにおいや異音がしたため、ボンネットを開けてみると、中にはなんと200個のクルミが入っていたそうです。ペンシルベニア州ピッツバーグに住むパーシック夫妻はこのほど、そんな珍事を体験。2人は自宅の周囲にいるリスが冬に備えて、ボンネットの下にクルミを蓄えたのではないかと考えています。
クルミ200個
妻のホリーさんが7日、車を走らせていたところ、不審なにおいや異音したためボンネットを開けてみると、中には200個以上のクルミとたくさんの草が入っていたそうです。夫のクリスさんは「バッテリーの下やラジエーターファンの近くなど、あらゆるところにあった。エンジン部にあるクルミは黒くて、ローストしたみたいなにおいがした」とその時の状況を振り返りました。
クリスさんはCNNの取材に対し、ホリーさんは1カ月前に車を点検していたそうですが、それ以来、ボンネットを開けたことはなかったと語りました。つまり、クルミは過去数週間のうちに集められたということになります。
2人によれば、大きな木にしては庭に落ちているクルミが多くなかったことには気づいていたそうですが、ボンネットの下で見つけるとは思わなかったというのです。ボンネットの下にはクルミや草がたくさんあったそうで、自動車修理工場に車を持っていけるくらいに掃除するのに約1時間かかったと話しました。
修理工場で車体の下にあるプレートを外すと、取り切れなかった残ったクルミ床に転がったそうです。ごみ箱の半分がクルミで埋まったというから相当な量です。インジェクターのホースに傷がついているようなこともなく、掃除をするだけで済んだというから夫妻も安心したでしょう。今回の件を通しクリスさんはフェイスブックへの投稿で、車を外に止めるなら、時々はボンネットの下を確認することとアドバイスを送っています。
可愛いけど
車を走らせている途中に焼ける臭いがした場合、単純にエンジントラブルを疑います。しかし、この焼ける臭いがした時点でもしかしたら車は相当まずい状態なのでは?と怖くなる人も少なくないでしょう。きっとこの夫妻も慌てた事でしょう。しかしながら、車自体にも夫妻にも特に問題なく本当に良かったですね。200個ものクルミを集めたリスはきっとボンネットを見てがっかりしたはずでしょうが、こればかりは仕方ないですね。犯人がリスなんてとても可愛いですが、車には変えられませんので。
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