泣く子も黙るお笑い界の天才であるダウンタウンの松本人志さんは、吉本クリエイティブエージェンシー所属のお笑い芸人です。吉本興業のNSCという養成事務所の一期生であり、同期にハイヒールやトミーズがいます。若手のころから、異彩を放った漫才が売りであり、20代で大阪の人気番組である4時ですよーだの司会に抜擢されます。130Rの板尾いつじさんやホンコンさん、山崎方正さんなど親しい後輩の芸人と番組を盛り上げていました。
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同じころ、野沢雅子さん、清水ミチコさん、ウッチャンナンチャンらと共に人気を博した深夜のバラエティ、夢で逢えたらで一躍全国区の人気になります。30分のコント番組でありながら、その後のダウンタウンのバラエティで人気が出たキャラクターのきっかけのようなコントなどがあちこちにちりばめられていました。若さゆえのテンションや勢いがあり、ダウンタウンの名前と人気を一躍有名にした番組でありました。
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90年代に入ると、松本人志さんはお笑いタレントとしてだけでなく、作家としても有名になります。ベストセラーになった、遺書と松本は数百万部の売り上げを誇りました。独特のお笑い論を語り、人気と実力があるからこその発言であり、松本人志ファンはこの本をバイブルとしてもっていました。同じころ、「ごっつええ感じ」がバラエティ番組として始まります。アホアホマンや、オジャパメン、とかげのおっさんなど、シュールありオバカあり、せの世界観にテレビ視聴者をくぎ付けにしました。
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今活躍しているアーティストや芸能人の方も、ダウンタウンのこの番組に影響を受けた世代が多く、この番組と共に青春を過ごしたといっても過言ではありません。ごっつええ感じでは、タレントのYOUさんがお笑い芸人と多く共演するきっかけになった番組であり、きっかけを作るエポックメイキング的な番組です。
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長寿番組として今も続いているのがダウンタウンDXです。和田アキ子さん、泉ピンコさんなどの大物芸能人がゲストに来ても、ダウンタウンの巧みな話術といじりで大御所をいじるのが得意の芸風で20年経っても番組のエッセンスは変わらず続いています。松本人志さんは結婚して娘をもうけますが、更に人間として大きくなります。陣内智則さんをいじるときの離婚や不倫ネタはいつまでたっても面白いです。
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お笑い芸人でありながら、作家でもあり、また映画監督もする松本人志さん。朝のワイドショーの司会までこなす多才ぶりにこれからも注目です。