アニメ映画における芸能人のゲスト声優起用は、これまで幾度となく批判を集めてきました。しかし、一部の例外もいるようです。
期待の声が寄せられているのは、3月18日に公開される映画『SING/シング:ネクストステージ』。同作は2017年に公開された映画『SING/シング』の続編で、新キャラクターの吹き替え声優にロックユニット『B’z』の稲葉浩志が起用されました。
声優初挑戦の稲葉が演じるのは、ライオンのクレイ・キャロウェイ。情熱的でパワフルな歌声が大人気だった伝説的なロックミュージシャンで、物語の中で最も重要な立ち位置の新キャラクターだそうです。
稲葉は、声優を引き受けようと思った決め手について、「かつてはロックスターだったが今は自分の家に引きこもっている、そのシチュエーションが非常に面白く、やってみようという気持ちになりました」とコメントしました。〝ロックスター〟という共通点があるキャラクターを演じることになった稲葉はいったい、どのような演技を見せてくれるのでしょうか…。
芸能人が声優を務めるということで批判の声が飛び交うかと思いきや、意外にも稲葉の演技に期待している人は多い様子。ネット上では、「芸能人が声優には多大なトラウマがありますが稲葉浩志が声優という字面はあまりにも強すぎて抗えない喜びを感じてしまいます」「稲葉さん声優出来るのか心配過ぎるけど、それ以上に楽しみ過ぎる。好きな芸能人が声優挑戦する時の心境ってこんな感じなのな」
「稲葉さんの歌唱シーンはみたい。こういう芸能人の声優起用は大歓迎」「普段芸能人声優否定してるけどちょっと楽しみ…稲葉さんならきちんと仕上げてきてくれるんじゃないかなと期待」「芸能人の声優デビューは腹立つことがほとんどだけど、稲葉さんのは普通に良いと思う」「芸能人が声優をする系のアニメ映画は抵抗持ちだったけどB’zの稲葉浩志は…! 見に行きます」といった好意的な意見が多く寄せられました。
「今回のキャスティングが好評なのは、オリジナル版へのリスペクトが感じられるからだと思われます。オリジナル版ではクレイ・キャロウェイをロックバンド『U2』のボノが演じていました。そのため、配給会社はボノに匹敵する日本のミュージシャンを探し、稲葉に声優の依頼をしたのかもしれません」(芸能ライター)
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