昨年3月に新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳で亡くなったタレント・志村けんさんの実兄・志村知之さん(74)が13日、東京都東村山市で行われた東京五輪聖火リレーの点火セレモニーに参加しました。
聖火を片手に持ち、手を振りながらパチリ!
当初、志村けんさんが走行予定だった聖火ランナーの代走を務めた知之さん。走行前には、市のホームページ上で「代わりに兄である私が聖火ランナーとして走ることで、弟の東村山への想いや多くの人々を笑顔にしたいという気持ちを胸に弟がかなわなかった聖火ランナーとして一生懸命走りたいと思います」と意気込みをつづっていました。
東村山市の第一走者として、渡部尚市長から聖火を託されると、全力で志村けんさんの定番ポーズ「アイーン」を披露され、市民へ笑顔を届けました。
志村けんさんの写真をポケットに入れて臨んでいたことを明かした知之さん。聖火リレー終了後、「一日疲れちゃったな…」ポツリとつぶやいて「銅像もできたしね。弟の代わり、東村山の市民を代表してやった聖火リレーが無事に終わってホッとしています」と話しました。
聖火リレーの最後には走者全員で“アイーン”を披露しました。約7万円で購入したトーチは弟の仏壇に供えるそうです。
ネットでは、
「大事な兄弟の代役の決断は大変だったと思うよ!」
「なんかすごい泣けた…」
「素敵な兄弟愛、素敵な郷土愛ですね」
などと、代役を務めた知之さんを称える声が送られました。
やはり兄弟。どことなく似ているお顔を見ると志村けんさんのことを思い出しますね。