5日午前4時40分頃、東京都千代田区永田町の首相官邸1階にあるトイレの個室内で、警視庁の男性機動隊員が倒れているのを同僚が発見しました。男性は貸与された拳銃で自殺を図ったとみられ、病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認されています。
麹町署幹部によると、拳銃は男性の近くに落ちていたそうで、一緒にトイレに居合わせた同僚が拳銃の発砲音を聞き、個室内の男性の様子を確認したと言います。
ネットでは驚きの声と原因を追究すべきだとの声が上がっています。『パワ⚫️ラがあったとしても追及捜査していくことは権力機構内にあっては困難を極めるかも知れない! だが遺書をもし残しているのなら話は別だ!』『場所から考えると故人の個人的原因での死では無く何かしらの訴えをしたかったのではないかと予想される。』『なかなかの大事件ですね。』『首相官邸において、命令に背いて武器を不適正に使用した公務員がいるということ自体が大問題。』
また厚生労働省と警察庁は1月20日、2022年の全国の自殺者数(速報値)が、前年より2・7%(577人)増の2万1584人となり、2年ぶりに前年を上回ったと発表しています。男性が13年ぶりに増加に転じ、全体を押し上げた。失業者や年金生活者ら収入が少ない人の自殺が増えており、厚労省は長引くコロナ禍が影響した可能性があるとみています。
男性は全体の約7割を占める1万4543人(前年比604人増)で、女性は3年ぶりの減少となる7041人(同27人減)でした。厚労省が1~11月分の統計を基に分析したところ、年代別では男女とも50歳代が最多で、前年から413人増えて計3748人に上っています。次いで40歳代、70歳代が多かったです。対策に取り組むNPO法人「ライフリンク」(東京)の清水康之代表は「コロナ禍が長期化し、経済的な不安や家庭内の不和など複合的な要因で追い込まれる人が増えていると感じる。職場や地域社会で小さな変化に気付いてあげられる仕組みが必要だ」と指摘しています。
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